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岡山の「山姫」
しつもんないよう
かいとうないよう
・『日本妖怪大事典』(資料①)では「山姫」を「各地の山村でいう妖怪。山女の類」と説明し、「岡山県勝田郡奈義町日本原」の山姫が「髪は赤しゃげてもつれ、青い眼をギロギロとさせ、腰のまわりだけボロをまとっていた」と紹介している。
・『日本怪談集 妖怪篇』(資料②)には、「那岐山麓の日本原に、一人の山姫が広戸、瀧を中心に出没して大評判になったことがあった」、「新聞にも出たそうだが、私は直接に聞いた」とある。
・『山の人生』(資料③)の「女人の山に入る者多き事」でも「明治の末頃にも、作州那岐山の麓、日本原の広戸の滝を中心として、処々に山姫が出没すると云ふ評判が高かった」と書かれている。
・『宿直草』(資料④)は、江戸時代前期(延宝5年頃)の怪談集で、「巻三」の「第五 やま姫の事」に「あるらうにんのいはく 備前をかやまにありしとき」で始まる「山姫」の話が収録されている。
かいとうかん・かいとうだんたい
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