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岡山県下のイシガメの生息記録
しつもんないよう
かいとうないよう
・『備前国備中国之内領内産物帳』(資料①)は、「江戸中期第八代将軍徳川吉宗の時代に、幕府の威令によって幕府医官で本草学者丹羽正伯(貞機 一六九一 - 一七五六)が中心となって、日本国全域にわたって動植物・鉱物・農作物などの種類や分布状況がくわしく調査されて書上げられた」産物帳であると解説されている。本書の「魚介類」の中に「イシガメ」(水亀)の記載が確認できる。
・桂又三郎「ドウマン考」(資料②)では、小野蘭山「本草綱目啓蒙」(資料③)の中で「備前岡山ニ多シ」と記載のあった「朱鼈」(ドウマン)と称する亀について考察していたが、「ドウマンの正体に就ては、実在せるものか否か私には判断出来ぬ」と結んでいる。
・『岡山県の両生・爬虫類』(資料④)では、イシガメについて「県下の全域にいるものの数は多くない」とある。
・『岡山の動物』(資料⑤)では、「イシガメ」「クサガメ」「スッポン」を紹介している。「イシガメ」に関しては、その生態に関する一般的な説明があるが、岡山県内の分布や過去の確認情報等は記載されていなかった。
かいとうかん・かいとうだんたい
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