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直木賞の女性選考委員と親子受賞作家
しつもんないよう
女性で初めて直木賞の選考委員になった作家を知りたい。
また、歴代受賞者のなかで親子で受賞した作家は誰と誰か教えてほしい。
かいとうないよう
①には、直木賞歴代選考委員が写真付きで、在任期間とともに載っている。これによると、初の女性委員は、第97回(1987年)から、田辺聖子(在任期間は、第132回(2004年)まで)と平岩弓枝(在任期間は、第142回(2009年)まで)となっている。
また、①には第150回(2013)までの受賞者の写真、人物紹介が載っており、②の巻末と③の「直木三十五賞」の項には、歴代受賞者と受賞作品の一覧が載っている。
②と③の一覧から、名字が同じ受賞者を調べたところ、複数人確認できた。その中から④を使用しそれぞれの作家の略歴を調べたところ、p.389-390「白石一郎」の項に、「長男=白石一文(小説家)」という記述を確認した。よって親子で直木賞を受賞したのは、第97回(1987年)受賞白石一郎と142回(2009年)受賞白石一文と分かった。
直木賞の選考過程から、受賞に至るまでの様々なエピソードを、詳細に掲載している⑤によると、p.465に「直木賞史上初となる親子での受賞である。」とあり、また①のp.307には「白石一文は、第97回の受賞者・白石一郎の息子。親子二代での直木賞受賞は、もちろん史上初の快挙となる」とある。
かいとうかん・かいとうだんたい
岡山県立図書館
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