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台風の風の向き
しつもんないよう
かいとうないよう
①には、「日本に来る台風を上から見ると、うずはみな左巻きです。いっぽう、南半球でできる台風(サイクロン)は、反対の右巻きをしています。これは、地球の自転の影響により、北半球と南半球では正反対の力がはたらくためです。」との記載がある。
②には、「日本がある北半球では、台風などの低気圧のうず巻きは、それを上から見たとすると左巻き、つまり反時計回りになるんだけれど、オーストラリアなどがある南半球では、逆回りの右巻き、つまり時計回りになるんだ。」とあり、「南半球、つまりインド洋や太平洋南部で発生する勢力の強い低気圧のうず巻きは、台風ではなく「サイクロン」とよぶ」と説明されている。
③には、「地球の自転によって、大気の動きは一定の影響をうけます。これをコリオリの力とよびます。その力のために、台風の雲の渦は必ず左回り(反時計回り)になります。台風が日本列島に向かって北上するとき、進む方向に向かって右側の半円に入ると、進む向きから受ける力と、渦の風の向きが同じになって特に風が強くなるので、より注意が必要です。」と説明されている。※コリオリの力とは、「地球は自転しているので、地上にいるわたしたちにとって、大気の動きや台風の渦をはじめとして、地球上のものはすべて自分が動こうとする方向に対して垂直の方向に、ひっぱられるように動きます。このとき受けている力をコリオリ(仏1792-1843)の力(転向力)とよびます。」とある。
④には、「台風はコリオリの力によって、地表付近では上から見ると、反時計回り(左回り)に風がふきこみ、上空では時計回り(右回り)に風がふき出す。」と記載されている。
かいとうかん・かいとうだんたい
岡山県立図書館
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