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大正天皇の御大典
しつもんないよう
かいとうないよう
資料①『山陽新報行政関係記事目次集No.12 大正3-4年』より、「岡山市献上品」という見出しを確認。
資料②『山陽新報 大正4年10月20日』によると、
「…長船の刀剣は既に出来上り磨をも済したる旨19日通知し来りたるが銘は岡山市にて刻む筈にて…(中略)…錦莞莚(三畳敷)は目下毎日13時間を費し入念に製織に従事し居れるも一日平均漸く二寸内外を織るに止まる有様にて、伊部焼の蓑亀(親亀の上に子亀の乗り居れるもの)は目下竃元にて製作し居り本月中出竃し得る筈なり」とあり。
資料③『山陽新報 大正4年10月30日』には、刀剣に刻銘をしていると思しき写真があり、銘についても説明されている。刀工は横山祐定と記載されている。
資料④『山陽新報 大正4年11月6日』には蓑亀の写真が掲載されている。
また、資料④の別の記事、資料⑤『山陽新報 大正4年11月4日』及び資料⑥『山陽新報 大正4年11月10日』には、新たに献上品を出願するものについては宮内庁から許可が出れば献上できるとして、他に献上を許可された品物についても記載されている。
資料⑥に記載されている献上品のうち、「市内東中山下治工逸見安造氏専念鍛錬の刀剣」については、資料⑦『岡山の刀剣』に、焼刃と鑢について記述がある。
資料⑧『岡山県歴史人物事典』の逸見東洋の項目には、この刀は兄安造との合作、と記載されている。
資料⑨『磯崎眠亀・錦莞莚』には、大正天皇の御大典の際献上したものと同一の錦莞莚の写真がカラーで掲載されている。
かいとうかん・かいとうだんたい
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