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恐竜のデンタルバッテリー
しつもんないよう
かいとうないよう
①『なぜ?どうして?恐竜図鑑』には、「デンタル・バッテリー」のコラムに、「植物食恐竜の中には、便利な歯をもっているものがいました。鳥脚類(イグアノドンなど)や角竜類(トリケラトプスなど)は、植物を歯ですりつぶして食べたので、歯がすりへります。しかし、縦に何列も予備の歯が並んでいて、上の歯がすり減へっても下から新しい歯が出てきました。これを『デンタル・バッテリー』といい、中には、2000本も歯がある恐竜もいました。」との記載がある。また、エドモントサウルスのデンタル・バッテリーの化石の写真も載っている。
②『教えて恐竜!ぼくたちの大切な歯』には、デンタルバッテリーを持つ恐竜として、「ハドロサウルスの一種」が写真で紹介されており、「デンタルバッテリーとは、おろし金のような形をした歯のかたまりのことで、使用中の歯がすり減って、ぬけ落ちると、あごの骨の中にある、次の歯に生えかわります。」との記載がある。また、ヒパクロサウルスの化石の写真が掲載されており、「白亜紀に生息していた草食恐竜で、カモのようなくちばしと、デンタルバッテリーという歯のかたまり、そして強いあごでかたい葉や茎などを食べていた。食べていた物がちがうから、歯の形もちがうんだよ。」と記載されている。
③『日本の恐竜大研究』には、「肉食恐竜と植物食恐竜」の項に、ハドロサウルス類の奥歯のデンタルバッテリーの構造が写真で紹介されており、「歯がすり減るとぬけ落ち、すぐ次の歯が生えてくる。」とある。また、「最も進化した鳥盤類(ハドロサウルス類など)では、前歯はなくなって、くちばしになりました。そして、あごの奥に次に生え変わる歯もふくめて、ぎっしりと歯が並ぶデンタルバッテリー構造をもつようになりました。」と記載されている。
④『ジュラシック・ワールド超接近図鑑』の「ステゴサウルス」の項には、「大柄なからだつきに比べてその歯はとても小さく、やわらかい草しか食べられないが、もし折れてしまってもすぐに新しい歯が生えてくる、層のような構造をしている。」と記載されている。また、「パラサウロロフス」の項には、「「デンタルバッテリーシステム」という折れると生えかわる、層のような歯の構造を持っている。」と記載されている。
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