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カメムシの越冬
しつもんないよう
かいとうないよう
①『カメムシ博士入門』には「冬のくらし」として、「日本本土の温帯域や寒冷地では、カメムシたちは冬になると卵、幼虫、成虫のいずれかのステージで冬を越す。大多数のカメムシは卵か成虫で越冬し、幼虫で冬をしのぐ種は少ない。幼虫時代は外皮が柔らかく、生存率が低いためと思われる。成虫は複数集まる場合が多く、数百~数千個体が集結していることもある。」と説明がある。
「開発が進んだ現代においては、家屋などの人工物を利用する成虫越冬種が増えており、この習性が一般に嫌悪される主因となっている。」とあり、越冬中に集結したカメムシのカラー写真も多数掲載されている。
②『カメムシ』の「カメムシたちの冬越し」という項目にも、「越冬も成虫や幼虫、あるいは卵のいずれかの状態で行なわれる。カメムシの多くの種は成虫で冬を越すものが多い。」とある。越冬場所についても、樹皮下や枝葉の密生した中など植物に依存して越冬するもの、石の下やわらなどの堆積物や土中で越冬するもの、倉庫や家屋などの屋内越冬するものがあると説明があり、特に成虫で屋内越冬するカメムシについて詳しく述べられている。
③『果樹カメムシ』では、成虫で越冬する果樹カメムシのうち、落葉の下を好むチャバネアオカメムシ、家屋の隙間や堆肥袋の隙間などで越冬するクサギカメムシ、常緑広葉樹の葉の込み合った部分で越冬するツヤアオカメムシを紹介している。
④「カメムシ類の成虫休眠と餌植物の季節性」では、成虫で越冬するブチヒゲカメムシ、ウズラカメムシ、ハナダカカメムシ、アカスジカメムシについて詳しく紹介されている。
⑤『図説カメムシの卵と幼虫』では、卵態越冬と幼虫態越冬するカメムシについて、それぞれ解説がある。
かいとうかん・かいとうだんたい
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