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備中鐘乳穴
しつもんないよう
かいとうないよう
資料①~④の記述では、固有名称「備中鐘乳穴」として最古の鍾乳洞とする記録は確認できなかった。
①『岡山県史 第17巻 年表』には、天安3(859)年の年表事項として「備中国の石鐘乳を採取する」とある。
②「岡山県の石灰洞(上)」には、「岡山県に於ける石灰洞はその歴史古く、実に日本最古の記録をもっていて、『三代実録』の記事によれば貞観元年(八五九)典薬頭岑嗣は備中英賀郡の石灰洞で薬用のため鐘乳石を勅命によって採集しておる」と解説されている。
③『岡山県史 第19巻 編年史料』には、「三代実録 巻二 天安三年(八五九)二月」を典拠として「詔遣典薬頭従五位上出雲朝臣岑嗣於備中国採石鍾乳」の記述が見える。
④『読み下し日本三代実録 上巻』 では、「貞観元年二月」の記録中に「七日癸巳、詔して、典藥頭從五位上出雲朝臣岑嗣を備中國に遣りて、石鍾乳を採らしめ給ひき」と読み下している。
かいとうかん・かいとうだんたい
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