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クリスマス休戦の経緯
しつもんないよう
かいとうないよう
①『世界の歴史を変えた日1001』によると、1914年12月24日に「塹壕でのクリスマス休戦」として掲載されている。「休戦は26日のクリスマスの贈り物の日まで続いたが、戦場によっては新年の元日まで続いたところもある。」とある。経緯については「1914年のクリスマスまでに各方面から一時的な休戦の呼びかけが起こった。特に新たにローマ教皇となったベネディクトゥス15世の休戦の呼びかけは有名である。」とあるほか、クリスマスツリーが飾られたり、即席のサッカーの試合が行われたりした様子が説明されている。その後については、「戦場でのこうした動きが最高司令部の耳に届くと、快く思われず、以後同様の友愛主義的な交わりは厳しく禁じられた。」とある。
②『写真が語る第一次世界大戦』には「西部の戦い」の項に「クリスマスの休戦」についての記載がある。「1914年のクリスマス・イブ、西部戦線の両軍の兵士は友情の交換として、たがいにクリスマス・キャロルを歌った。その翌日、戦線の3分の2では休戦が守られた。(中略)場所によっては、休戦が1週間近く続いたところもあった。」とある。
従軍兵士が家へ宛てた手紙が紹介されており、その中で挨拶を交わしたり、クリスマスツリーを立てたりしている様子が記されている。その後については、「しかし1年後には両軍の歩哨に対して、また同じようなことをしようとするものは射殺せよという命令が下された。」とある。
③『第一次世界大戦の歴史大図鑑』の「膠着する西武前線」の項には「1914年のクリスマス停戦」の記載がある。その記述によると、12月24日にドイツ兵がクリスマスツリーを塹壕沿いにたて、両軍兵士間に友好的な雰囲気があったとの記述がある。その後については「連合軍の司令官たちは、こうした敵との交流に激怒し、翌年、敵との親交を結ぼうとする者には発砲せよとの命令が出された。」とある。
④『世界で一番の贈りもの』はクリスマス休戦を題材とした絵本で、あとがきには「1914年のクリスマス休戦について、軍の公式記録は存在しません。戦場の最前線で自然発生的に生まれた、非公式の休戦だったためです。」とある。
⑤『戦争をやめた人たち』もクリスマス休戦を題材とした絵本である。
かいとうかん・かいとうだんたい
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