かいとうないよう

①『可能性としての公立大学政策』の「第6章 学校法人からの設置者変更」では、「昭和後期から平成前期にかけて、地方自治体が自ら学校法人を設立することで、（中略）多数の私立大学が設立された。いわゆる公設民営大学、あるいは公私協力型大学と呼ばれる大学である。そのような私立大学の設置者を学校法人から公立大学法人へと変更して『公立大学化』する事例が2009（H21）年以降相次いでいる」と記されている。具体的な大学名がわかる資料として「表6-1 設置者変更を行った大学一覧」が掲載されており、2009年度から2019年度までに公立大学へと設置者変更した10校の大学が変更年順に一覧となっている。

②『公立大学の過去・現在そして未来』の第6章には「12 公設民営大学の公立化」の項があり、「2020（令和2）年時点で10の大学が公設民営大学から公立大学に移行している。」と記されている。さらに「13 公立化の効果と課題」の項では、文部科学省ホームページ「私立大学の公立化に際しての経済上の影響分析及び公立化効果の「見える化」に関するデータ」をもとに筆者が作成した大学の一覧が掲載され、様々な数値の推移が表で示されている。ただし、表に掲載されている学校名は略称となっている。

③文部科学省ホームページ内にある「私立大学の公立化に際しての経済上の影響分析及び公立化効果の『見える化』に関するデータ」では、上記10校の大学に、令和4～5年に公立化した2校を加えた12校の大学一覧が掲載されている。

④紀要論文の「私立大学公立化の現状と課題」には、「表１平成・令和期に公立化した大学」として、上記③と同じ12校の大学一覧が表にまとめられている。

⑤紀要論文の「なぜ私立大学は赤字でも存続できるのか」では、「3.私大の公立化」の中で、上記③④と同じ12校の大学一覧を掲載している。

かいとうかん・かいとうだんたい

岡山県立図書館