岡山  6月の庭の花
名称 ナツツバキ
別の呼び名等:夏椿 
撮影場所 早島町
ナツツバキ
− ナツツバキ(2005年6月23日撮影) −
説明 ツバキ科の落葉高木で高さ10m程度。
花期は、6月。
別名「娑羅樹(しゃらのき)」ということもある(牧野富太郎博士の図鑑によると誤認だそうだ)。
山林にひっそり咲く花で、岡山県北の蒜山や鳥取県の大山などに高木として自生する。
花はツバキに似るが、葉はツバキと違い草質。
6月頃、葉腋に大きな白花(花弁の縁に細かい鋸歯)を一個ずつ開くが、開花後散る1日花。なお、蕾は白く球形でかわいい。
幹の肌は黄褐色、滑らかでサルスベリに似る。
最近は庭木としても植えられるようになった。自宅の庭では塀の高さにまで育ち、数年間は白い花を咲かせたが、急に枯れてしまい残念である。
ギャラリー
夏椿 椿
ナツツバキ ボクハン(ツバキ科ツバキ属)
ツバキの園芸は、江戸時代から盛んで元禄時代の園芸本には200種を超えるとある。明治以降、やや下火になったが、戦後また盛んになり、現在の品種数は、500を越えるといわれる。
乙女椿 椿
オトメツバキ(ツバキ科ツバキ属) ツバキ(ツバキ科ツバキ属)
花弁が重なり合って中までは開かず、可愛い花である。3月末の撮影。 自宅の庭にある園芸品種の1種。花弁に絞りがあって美しい。3月末の撮影。
参考文献
 咲く順でひける四季の花辞典 鈴木路子監修  成美堂出版 2004   335p
 花の名前辞典        浜田豊彦監修  大泉書店  2005   319p
 香りの草花ハーブ      大塚みゆき監修 日本放送協会出版1999 143p
「花おりおり」1-10巻   湯浅浩史 文 矢野勇ほか 写真 朝日新聞社 2000-2006  
 花ごよみ花だより      八坂書房編   八坂書房  2003   397p
 花ごよみ365         八坂書房編   八坂書房  2005   396p
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〔岡山県立図書館メディア工房〕
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