岡山  6月の庭の花
名称 ハーブいろいろ 
撮影場所 自宅の庭(岡山市内)
 ラベンダー
− ラベンダー(2003年7月10日撮影) −
(ラベンダーについての説明)
シソ科の木質常緑多年草で高さ60cm程度。原産は、地中海沿岸。
花期は、5月から7月。
頂に青紫色の小花が集り穂状に花をつけて咲く。
特有の芳香を持ち、鎮静効果など利用範囲の広いハーブとして人気がある。
品種は多く、庭にも広く植えられる。
我が国には19世紀初めに輸入されたが普及せず、昭和12(1937)年に香料作物として、試験導入され、その後、気候の適した北海道で栽培されはじめ、現在では富良野のラベンダー畑が観光地として人気を集めている。
説明 ハーブとは薬草、香味料とする草の総称で特有の香りがある。
花などから精油をとり香料にして用いられることが多い。
また、種類は豊富で、花の綺麗なものも多く、葉の色もいろいろである。
ローズマリー、タンジー、カモミール、レッドヤロー、オレガノ等々、大抵のものは染色材料にもなり、レモンバーム等はハーブ茶に、料理に使うバジル、タイム、ロリエ、ローズマリー等もある。
ポリジ、ラベンダー、セイジ、ゼラニユウム等、美しい花色花形も多い。
なお、多年草が多く、自然にこぼれ種などでふえることもある。
最初に植えたレモンバームは、もう20年以上になるが、毎年こんもりと形よく盛り上がり、時々料理や染料に使っている。

ケーキの飾り等に使われているのもよく見かける。
ギャラリー
ナスタチュウム(金蓮花) サボンソウ(石鹸草)
ナスタチュウム(ノウゼンハレン科)   サボンソウ(ナデシコ科)
一年草、高さ30cm程度。観賞用のほか、蕾、葉、花をサラダなどに使用。花色もクリーム、黄、オレンジ等多様。葉は蓮の葉に似て特徴がある。蔓性、矮性、斑入り等変化に富む。古来から、薬効に富み、食欲増進、消炎、利尿等によく効くといわれてきた。 夏から秋にかけて長期間咲く。淡桃色の花は可憐。根や茎はサポニンを含み、水を加えて揉むと石鹸と同じような効果がある。昔、ヨーロッパでは洗濯に使用した。日本には明治の初年渡来した。ほふくした根で繁殖する。
パイナップルセイジ
パイナップルセイジ(シソ科)
レッドヤロー
レッドヤロー(キク科ノコギリソウ属)
メキシコ等高地の森林地帯に自生する多年草。赤味を帯びた葉はパイナップルの香りがする。 初夏から秋にかけ白から淡いピンク色の小さな花が沢山集って咲く。葉にはその由来になったノコギリのような細かい切れ込みがある。
参考文献
 咲く順でひける四季の花辞典 鈴木路子監修  成美堂出版 2004   335p
 花の名前辞典        浜田豊彦監修  大泉書店  2005   319p
 香りの草花ハーブ      大塚みゆき監修 日本放送協会出版1999 143p
「花おりおり」1-10巻   湯浅浩史 文 矢野勇ほか 写真 朝日新聞社 2000-2006  
 花ごよみ花だより      八坂書房編   八坂書房  2003   397p
 花ごよみ365         八坂書房編   八坂書房  2005   396p
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〔岡山県立図書館メディア工房〕
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