ノビル

Allium grayi または Allium macrostemon


ノビル
人里近くの土手や野原など、いたるところに普通に生えるユリ科ネギ属の多年草。地下の鱗茎は球形。花の一部または全部が珠芽(ムカゴ)になる(写真右)。花期4~7月。分布は県下全域。鱗茎と茎葉は山菜として食用になる。ヨーロッパ、北アメリカには近縁種としてAllium vinealeがある。本種には3種類の倍数体、すなわち4倍体、5倍体、6倍体が存在しており、岡山県笠岡市では、西日本で初めて6倍体が発見されている
(Oguraら 2000)。

写真の出典:
植物体写真(左):筆者撮影
花序の写真(右):相沢孝彰氏の岡山大学教育学研究科2000年度修士論文



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