D51が走っていた頃 − トップページ
リストマーク はじめに
 本資料は、県民の方が所蔵されていた資料をもとに作成した。その資料について語っていただいた。
『私が住んでいる倉敷市松島から南の栗坂・徳芳付近をJR山陽本線が走っています。
この線路にも、昔は(今から30年以上も前の話になりますが)、SL(蒸気機関車)が走っていました。
 また、当時、岡山市北長瀬付近の操車場にも子どもをつれてSLを見に行ったものです。
 先日、ふと写真を整理しておりますと、当時の疾走する機関車の写真が出てきました。
 この作品をご覧になられ、郷土の昔の姿に思いをめぐらせていただければ幸いです。』
− 倉敷市栗坂付近を疾走するSL(左手が客車をひき、右手は貨物) −
リストマーク 写真リスト
 リストマークリストマーク 写真リスト リストマークリストマーク
※当時のD51等蒸気機関車の走行風景などをご覧いただけます。
リストマーク 戦後の蒸気機関車の運行状況
昭和24(1949)年 国鉄によるSLの製造終了
昭和30(1955)年 山陽本線にディーゼルカー導入開始
昭和35(1960)年 伯備線(岡山−出雲市間)のディーゼル特急運行開始
山陽本線(上郡-倉敷間)電化
※以降、山陽本線を走るSLは、減っていった。
 昭和25(1950)年に、岡山鉄道管理局管内には、177両の蒸気機関車があったが、昭和45(1970)年には、72両となっていた。そして、昭和46(1971)年3月に津山線等がディーゼル化されると、伯備線を走るD51の16両のみとなっていた。
昭和48(1973)年 伯備線(岡山−新見間)のSLサヨナラ列車運転
※山陽鉄道の開通によりSLが初めて岡山に登場した明治24(1891)年から数えて82年目であった。
昭和57(1982)年 伯備線(倉敷−知井宮)電化
※倉敷市松島付近(中庄駅東側の地域)の山陽本線を走行する機関車等の状況について、簡単にまとめたものである。
 なお、岡山・倉敷間は、新見・米子方面に向かう伯備線の列車も運行されており、山陽本線電化後も蒸気機関車が走る風景が残っていた。
(列車の写真〈岡山操車場除く〉は、すべて伯備線として運行されていたものである。)
リストマーク 参考文献
 『岡山の鉄道』 山陽新聞社/編 (1987年)
 『津山線・吉備線百年史』 久保 豪/著 (2004年)
制作:岡山県立図書館
著作権は、岡山県に属します。画像等の無断転用は、ご遠慮ください。
※この作品は、岡山県立図書館メディア工房に県民の方と共同で制作しました。
 岡山県立図書館    デジタル岡山大百科    このページの一番上に
〔岡山県立図書館メディア工房:平成○(19XX)年〕
※『デジタル岡山大百科』とは、岡山県立図書館が運営する郷土岡山に関するさまざまな情報をインターネット上で提供する電子図書館システムのことをいいます。