岡山 月々の花 10月 − ナ行
ナ行の花
ナタマメ ナンキンハゼ ニチニチソウ
花の紹介
ナタマメ
ナタマメ−葉・実
(撮影:2007.10.11)
名称
 ナタマメ
*撮影地
 岡山市半田山植物園
*科・属名
 マメ科ナタマメ属
*性質
 蔓性1年草
*原産地
 アジア 
*説明
 花期、7から8月。
 花色、白・ピンク・赤紫。
 果菜として古くから栽培されていた。栽培量は少なく、一般には馴染みが薄いが、日本人ならほとんどの人が食べた経験のある豆である。というのは、若い実を刻んだ断面がナタ型になっているものがあり、カレーライスの添えの「福神漬」に入っているので知られる。
*別名
 刀豆・鉈豆
*参考情報
 長さが10から30cmぐらいの扁平のサヤが、ナタに似ていることから刀豆と名付けられた。若い莢は漬物とし、種子も食用。
ナンキンハゼ
ナンキンハゼ−木・実
(撮影:2007.10.18)

ナンキンハゼ
ナンキンハゼ−紅葉・種
(撮影:2007.11.10)
名称
 ナンキンハゼ
*撮影地
 岡山市百間川河川敷
*科・属名
 トウダイグサ科シラキ属
*性質
 落葉高木(高さ15mぐらい)
*原産地
 日本・中国
*説明
 花期、7月。
 花色、黄。  
 樹皮は灰褐色。葉は互生し両面とも無毛。花序の上部に多数の雄花、基部に雌花がつく。果実は径約1.5cmのやや平たい丸形。初めは緑、10から11月ごろに熟して茶、黒色になり、熟した実は裂けて白いロウ質に包まれた種子が出る。秋の紅葉は美しい。石鹸・頭髪油・潤滑油。根皮は乾燥して利尿剤・瀉下剤。
*別名
 南京黄櫨・南京櫨 
*参考情報
 「6月の花」に「ナンキンハゼ−花・葉」の紹介。
ニチニチソウ
ニチニチソウ−花・葉
(撮影:2007.10.4)
名称
 ニチニチソウ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 キョウチクトウ科ニチニチソウ属
*性質
 1年草(高さ60cmぐらい)
*原産地
 西インド諸島
*説明
 花期、6から10月。
 花色、白・赤・ピンク。
 1日だけ咲く花。これが名前の由来であるが、新しい蕾が次々生まれ、夏から秋まで長く咲き続ける。花の基部は筒形で先は深く5裂し風車に似る。葉は長楕円形、表面は滑らかで光沢がある。ピンクリスチンなどのアルカロイドを含む。
*別名
 日日花・日日草 
*参考情報
 花の似た「ツルニチニチソウ」は蔓性低木で別種。「各地の花」に紹介。
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  
 咲く順でひける四季の花事典 鈴木路子監修           2004  
 花の名前事典          浜田豊彦監修            2005  
 花ごよみ365            八坂書房編            2005  
 「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
 木の名前がわかる事典      大嶋敏昭 監修          2002
 樹木                  菱山忠三郎            2007 
 牧野日本植物図鑑        牧野富太郎            1940
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