岡山 月々の花 10月 − ハ行
ハ行の花
ハツユキカズラ ハツユキソウ ハマギク ヒナギキョウ
フウセントウワタ プレクトランサス ペンタス
花の紹介
ハツユキカズラ
ハツユキカズラ−葉
(撮影:2007.10.24)
名称
 ハツユキカズラ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 キョウチクトウ科テイカカズラ属
*性質
 常緑蔓性低木(高さ15から20cmぐらい)
*原産地
 日本・朝鮮半島
*説明
 花期、8から10月。
 花色、ピンク・白。
テイカカズラの園芸品種でその斑入り。母種よりは小型で濃い緑に白い斑点が散らばる。それを初雪に見立てる。新葉がピンクや白色になる植物。常緑のため、一年中楽しめる植物である。寒さが増すと少し紅を帯びる。江戸時代から知られている。
*別名
 ゴシキカズラ
*参考情報
 丈夫な性質で、やや半日陰を好み、夏の直射日光に当ると葉焼けを起こす。日陰過ぎても色が出にくくなる。
ハツユキソウ
ハツユキソウ−木・葉
(撮影:2007.10.25)
名称
 ハツユキソウ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 トウダイグサ科ユーフォルビア属
*性質
 1年草(高さ60cmぐらい)
*原産地
 北米 
*説明
 花期、8から10月。
 花色、白。  
 下の葉は緑なのに上部の苞葉の縁が白くなり(覆輪)花弁の様に見える。姿は初雪を被ったように見えるのが、命名の由縁である。彩色されるのは苞である。花は覆輪葉のすぐ上につくが小さく目立たない。乾燥を嫌う。
*別名
 初雪草・高山釈雪(中国名) 
*参考情報
 切花では切り口に液が出てくるが有毒なので良く洗い落す。
ハマギク
ハマギク−花・葉
(撮影:2002.10.24))
名称
 ハマギク
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 キク科ハマギク属  
*性質
 多年草(高さ1mぐらい)
*原産地
 東北の太平洋沿岸 
*説明
 花期、9から10月。
 花色、白。
 株立ちで分枝し、花は清楚で美しく、花径6cmぐらい。葉は細長くへら状で厚みがある。日当たりの良い乾燥気味の場所に植えるといい。石崖など垂れ下がる場所が似合う草。
*別名
 浜菊
*参考情報
 初めて花を見たときはシャスターデージかと思ったが、シャスターデージーの母種の1つ。
ヒナギキョウ
ヒナギキョウ−花
(撮影:2001.9.10)
名称
 ヒナギキョウ
*撮影地
 岡山市百間川河川敷
*科・属名
 キキョウ科ヒナギキョウ属
*性質
 多年草(高さ30cmぐらいまで)
*原産地
 本州・四国・九州に分布  
*説明
 花期、8から10月。
 花色、青紫。
 野原や河原 日当たりの良い山や野原、公園の芝生などに生える。キキョウとは別種。茎は細く叢生して立ち、伸びた枝先に1個ずつ釣鐘状に5裂した小花がつく。へら状無柄の葉は茎の下部に根生。葉の長さ30cm程度。
*別名
 雛桔梗
*参考情報
 小さくてキキョウによく似た、かわいらしい花径1cmあるかないかの花が咲くのでこの名前がつく。




フウセントウワタ−実・花・葉
(撮影:2002.10)

フウセントウワタ
フウセントウワタ−群
(撮影:2007.11.10)
名称
 フウセントウワタ
*撮影地
 岡山市富山・岡山市半田山植物園
*科・属名
 ガガイモ科フウセントウワタ属
*性質
 常緑低木(高さ1から3mぐらい)
*原産地
 南アフリカ 
*説明
 花期、8から10月。
 花色、白。
 径1.5cmぐらいの小さい5弁花を咲かせる。花を横から見ると蘭の花のように見えるが形が違う。あまり目立たない。剛毛に覆われた緑の風船のような袋果に面白みがある。ホオズキのように中空で表皮は薄く、12月頃種が熟すと割れて、銀白色に輝く毛をともなう黒い種が風に飛ぶ。長さ10cmほどの細長い葉がつく。
*別名
 風船唐綿
*参考情報
  切花用に栽培されているが少し寒さに弱い。 
プレクトランサス
プレクトランサス−花
(撮影:2002.10.12)
名称
 プレクトランサス
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 シソ科プレクトランサス属
*性質
 匍匐性多年草
*原産地
 南アフリカ 
*説明
 花期、10から11月。
 花色、淡青白。
 葉や茎が多肉質で、毛に覆われて美しい銀白色なのが特徴の観葉植物。葉は古くなるにしたがって灰緑色になる。葉の形は、卵形で、長さ5から11cm程度。花序は総状で長さ30cmほどになり、小さな花が多数咲く。
*別名
 不詳
*参考情報
  日本へは輸入代理店を通じて近年導入され比較的新しい園芸植物。 
ペンタス
ペンタス−花・葉
(撮影:2007.10.2)
名称
 ペンタス
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 アカネ科ペンタス属
*性質
 多年草(高さ20から30cmぐらい)
*原産地
 熱帯アフリカに分布
*説明
 花期、5から10月。
 花色、桃・赤・紅・白・青紫・ラベンダー・白・ピンク。
 花径1から2cmぐらいの5弁花。基部は筒形で正面から見るとの星形。花を房状にまとめて20個以上咲かせる。葉は先が尖った披針形。葉脈が目立ち表面は艶がある。
*別名
 クササンタンカ(草山丹花)
*参考情報
  鉢植えとして単体で育ても見栄えがする。暖かい地方であれば戸外やベランダでも冬越しができる。 
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  
 咲く順でひける四季の花事典 鈴木路子監修           2004  
 花の名前事典          浜田豊彦監修            2005  
 花ごよみ365            八坂書房編            2005  
 「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
 木の名前がわかる事典      大嶋敏昭 監修          2002
 樹木                  菱山忠三郎            2007 
 牧野日本植物図鑑        牧野富太郎            1940
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