岡山 月々の花 11月 − ア行
ア行の花
イヌホオズキ ウインターコスモス オンシジュウム
花の紹介
イヌホオズキ
イヌホオズキ−花・葉
(撮影:2007.11.4)
名称
 イヌホオズキ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ナス科ナス属
*性質
 1年草(高さ30から60cmぐらい)
*原産地
 日本全国に分布 
*説明
 花期、7から11月。
 花色、白。  
 荒れ地や畑、道ばたに生える。茎の途中から枝を出し横に広がる。葉は卵形で、長さ6から10cm互生。ふちに波形の鋸歯があり先は少し尖る。約3cmの花柄をだし、花冠の5裂した花径6から7mmの小花を数個つける。果実は7から10mmの球形、はじめ緑色、その後黒熟。
*別名
 犬鬼灯
*参考情報
 ワルナスビに似ているがトゲがない。
ウインタ−コスモス
ウインタ−コスモス−花・群
(撮影:2007.11.10)
名称
 ウインタ−コスモス
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
  キク科ビデンス属(センダングサ属)
*性質
 1年草・多年草(高さ10から120pぐらい)
*原産地
 アメリカ 
*説明
 花期、9から12月。
 花色、黄・白・クリーム・外側が白、内側が黄の2色。  
 花の少なくなる晩秋から12月にかけて開花するので重宝する。舌状花弁は普通5から6枚が多く花はコスモスの半分ほどの大きさ。1重咲き。 耐寒性、耐暑性ともに強く性質も丈夫。葉はコスモスのように細い切れ込みが多く、花後にできる果実には2本の刺がある。
*別名
 キクザキセンダングサ・ビデンス(英名)・ラエヴィス  
*参考情報
 トリプリネルヴィア種もウインターコスモスと称する場合がある。この品種はセンダングサの花弁が大きくなったという感じ。
オンシジュウム
オンシジュウム−花
(撮影:1997.11.23)

オンシジュウム
オンシジュウム−花・葉・茎
(撮影:1997.11.23)

名称
 オンシジュウム
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ラン科オンシジウム属
*性質
 多年草
*原産地
 熱帯から亜熱帯アメリカに分布  
*説明
 花期、周年。
 花色、紅・赤・ピンク・茶。
  遠目には、草花かと思うほど細かい花が群れるようにたくさん咲き、花も長持ちするので人気がある。鉢植えや切花として利用される。よく知られている黄色の中でも、1個の花径が5mmぐらいのものから2cmぐらいのものまで豊富にある。写真は「セピアカラー」といい、オンシジュウムでは新しいほうの品種。バニラの香りのするものもある。
*別名
 蝶のラン・Oncidium
*参考情報
 明治22年福羽逸人が、フランス留学からシンビジュウムとともに持ち帰ったという。
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  
 咲く順でひける四季の花事典 鈴木路子監修           2004  
 花の名前事典          浜田豊彦監修            2005  
 花ごよみ365            八坂書房編            2005  
 「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
 木の名前がわかる事典      大嶋敏昭 監修          2002
 樹木                  菱山忠三郎            2007 
 牧野日本植物図鑑        牧野富太郎            1940
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