岡山 月々の花 11月 − サ・タ行
サ・タ行の花
シナノガキ ダルマギク チャ チョウマメ
ツワブキ
花の紹介
シナノガキ
シナノガキ−実・木
(撮影:2007.11.8)

シナノガキ
シナノガキ−実
(撮影:2007.11.8)
名称
 シナノガキ
*撮影地
 岡山市半田山植物園
*科・属名
 カキノキ科カキノキ属
*性質
 落葉小高木(高さ6mぐらい)
*原産地
 小アジア地方
*説明
 花期、6から7月。
 花色、黄白。
 野生の柿の一種、果実は小さく、球形、楕円形で枝にブドウの房のようにつく。暖地に自生し、また未熟果から柿渋をとるためと、カキの台木とするために栽培され、長野県や東北地方で栽植。果期10から11月。食べられる。
*別名
 信濃柿・千生(せんなり)・ぶどう柿・豆柿 
*参考情報
 小笠原諸島・沖縄でも見られる。「岡山各地 花のいろいろ」に「柿の木」がある。
ダルマギク
ダルマギク−花・葉
(撮影:2007.11.8)

ダルマギク
ダルマギク−群
(撮影:2007.11.8)
名称
 ダルマギク
*撮影地
 岡山市半田山植物園
*科・属名
  キク科シオン属(アスター属)
*性質
 多年草(高さ20cmぐらい)
*原産地
 中国地方と九州の海岸
*説明
 花期、10から11月。
 花色、白薄青。
 海岸の岩場や崖に生えるため、葉は多肉気味で丸く多毛。花径4から5cmぐらいで乾燥に強く強健、日当たりと排水の良い乾燥気味の場所に植える。
*別名
 達磨菊 
*参考情報
 岩の上の達磨に見立てた命名。「カ行の花」に「キク」がある。
チャ
チャ−花・葉
(撮影:2007.11.4)
名称
 チャ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ツバキ科チャノキ属(ツバキ属) 
*性質
 多年草(高さ50から100cmぐらい)
*原産地
 中国
*説明
 花期、10から12月。
 花色、白。
 香りある小花はうつむいて咲く。雌蘂は3室に別れ3個の種が出来る。5月の新緑のころ、1番茶の収穫が始まる。径1から2cmの茶褐色の実のなかには、小さい黒い粒のような種子がある。自然に落ちて根元に発芽する事も多いが、根が細く直根なので植え替えはしにくい。
*別名
 茶 
*参考情報
 薬用として平安時代、鎌倉時代以降は、飲み物として広く生活にとけこみ、茶の文化を生み出した。
チョウマメ
チョウマメ−花・葉・茎
(撮影:2007.11.4)
名称
 チョウマメ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 マメ科クリトリア属
*性質
 蔓性多年草(高さ5から6mぐらいまで)
*原産地
 インド・東南アジア
*説明
 花期、6から10月。
 花色、青・紫・ブルー。
 径3から5cmの花には縞模様が入り、夏向きの植物。最近は8重咲きもある。鮮やかな色の花が咲き小さなマメの鞘ができる。豆は熟すと黒くなり、それを撒くとマメ独特の芽がでる。
*別名
 クリトリア
*参考情報
  沖縄では通年開花している。
ツワブキ
ツワブキ−花・葉・茎
(撮影:2006・10・30)

ツワブキ
ツワブキ−群
(撮影:2007.11.8)
名称
 ツワブキ
*撮影地
 岡山市関・岡山市半田山植物園
*科・属名
 キク科ツワブキ属
*性質
 多年草(高さ50cmぐらい)
*原産地
 日本・朝鮮半島・中国・台湾に分布
*説明
 花期、10から11月。
 花色、黄。
 葉は長柄があり、葉はフキに似て、厚くつやがあり、斑入りの葉を持つものもある。頭花を花茎に総状につけ日陰でもよく育つ。園芸植物として、日本庭園の石組みや木の根元などに好まれる。
*別名
 ツワブキ・イシブキ・石蕗
*参考情報
 民間薬として茎と葉を打撲や火傷に用いる。若い茎を食用とすることもある。「岡山 月々の花2月」に「蕗の花」がある。
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  
 咲く順でひける四季の花事典 鈴木路子監修           2004  
 花の名前事典          浜田豊彦監修            2005  
 花ごよみ365            八坂書房編            2005  
 「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
 木の名前がわかる事典      大嶋敏昭 監修          2002
 樹木                  菱山忠三郎            2007 
 牧野日本植物図鑑        牧野富太郎            1940
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