岡山 月々の花 11月 − マ・ラ行
マ・ラ行の花
モクキリン リンドウ レックス・ベゴニア
花の紹介
モクキリン
モクキリン−花・葉
(撮影:2007.11.8)
名称
 モクキリン
*撮影地
 岡山市半田山植物園温室
*科・属名
 サボテン科ペレスキア属
*性質
 蔓性木本(蔓の長さ10mぐらい)
*原産地
 メキシコ・アルゼンチン 
*説明
 花期、6から8月。
 花色、クリーム・白・淡黄色。  
 花は径4.5cmぐらい、枝の先に細長い花序に淡黄色の花が垂れる。花のほとんどが雄花。葉は幅広でやや多肉質、光沢のある革質楕円形で、葉の付け根や枝、新葉は葉裏が赤い。葉は野菜になる。実にはトゲがあり、完熟果は生食できる。サボテン類が砂漠に馴化して葉を失い、茎が水を貯えて多肉となる前の初期のサボテンの原型であるという。
*別名
 杢キリン・ツル(蔓)キリン・ハ(葉)キリン
*参考情報
 サボテンの接ぎ木台となる。
リンドウ
リンドウ−花・葉
(撮影:2007.11.8)
名称
 リンドウ
*撮影地
 岡山市半田山植物園
*科・属名
 リンドウ科リンドウ属
*性質
 多年草(高さ30から40pぐらい)
*原産地
 アフリカ以外の亜寒帯から熱帯  
*説明
 花期、8から10月。
 花色、淡色・桃色・白色・濃桃紫。
 花径は4から5cm、先が5つに浅く裂け、茎の先や上部の葉の脇から、釣り鐘形の花が上向きに咲く。内部に茶褐色の斑点がある。雌しべは1つで花の中心にあり、熟すると柱頭は2裂。雄しべは5つあり、はじめは花柱にくっついており、雄しべの塊のように見える。その後離れて花弁の内側に触れる。花は日が当たっているときだけ咲く。
*別名
 竜胆・疫病草(えやみぐさ)・苦担(くたに)・龍胆
*参考情報
 根は「リンドウコン」といい、竜の胆のような苦味がするというので、竜胆と書いて「リンドウ」という。
レックス・ベゴニア
レックス・ベゴニアの一種−花・葉
(撮影:2007.11.11)
名称
 レックス・ベゴニア
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 シュウカイドウ科ベゴニア属
*性質
 常緑多年草(高さ30から50cmぐらい)
*原産地
 インド  
*説明
 花期、8から10月。
 花色、淡いピンク。
  長さ20から25cmぐらいの葉は心形で濃緑色金属的な光沢があり、葉縁は紫紅色を帯び、根茎から垂直に立ち上がる。小花がまばらに咲く。葉の色は、銀色から赤、褐色、濃緑までその配合が美しい。葉全体が濃色、一部に斑点、無地などに分けられる。200種余の原種がある。原種がヨーロッパに持ち込まれ、さらにアジアのものと交配されてできた園芸品種で「根茎ベゴニア」の一種。観葉植物で花はあまり鑑賞価値はない。
*別名
 観葉ベゴニア
*参考情報
 B.rexをもとに作出された園芸品種群の総称。「岡山 月々の花3月」に「ベゴニア」の説明がある。
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  
 咲く順でひける四季の花事典 鈴木路子監修           2004  
 花の名前事典          浜田豊彦監修            2005  
 花ごよみ365            八坂書房編            2005  
 「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
 木の名前がわかる事典      大嶋敏昭 監修          2002
 樹木                  菱山忠三郎            2007 
 牧野日本植物図鑑        牧野富太郎            1940
 トップページ              このページの一番上に

岡山県立図書館〕  〔デジタル岡山大百科〕  〔メディア工房