岡山 月々の花 12月 − カ行
カ行の花
カクレミノ カトレア コチョウラン
花の紹介
カクレミノ
カクレミノ−黒熟の実・木
(撮影:2007.12.9)
名称
 カクレミノ
*撮影地
 岡山市内山下
*科・属名
 ウコギ科カクレミノ属 
*性質
 常緑小高木(高さ6mぐらい)
*原産地
 日本
*説明
 花期、6から7月。
 花色、緑。  
 山地に自生または庭木として植えられる。葉は卵形で厚く艶がある。若い葉は深く5裂。葉形から別名がついた。楕円形の実は径1cmぐらいではじめ薄緑のち黒熟する。果期は10から11月。樹皮を傷つけると白い液がでる。黄漆といい、家具の塗料にする。
*別名
 隠れ蓑
*参考情報
 「岡山 月々の花9月」に「カクレミノ」の花・未熟果の説明あり。
カトレア
カトレア−花
(撮影:2007.7.28)
名称
 カトレア
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
  ラン科カトレア属
*性質
 熱帯性着生蘭
*原産地
 中南米の熱帯高地
*説明
 花期、春咲きから、冬咲きまであり多くは周年花。
 花色、白・ピンク。
 岩や樹木に着生する。ラン科の中では花が派手でまた花が大きいので豪華、優雅で飾り花には欠かせない。普通に見られるのは皆人工的な交配種である。大形、小形、ミニカトレア等あり、ランの女王という人もある。温室で栽培。
*別名
 不詳
*参考情報
 名はイギリス園芸界の後援者 William Cattley氏を記念したもの。「岡山 月々の花1月・2月」に「ラン科の花」の紹介。
コチョウラン
コチョウラン−花・鉢植え
(撮影:2007.12)
名称
 コチョウラン
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ラン科コチョウラン属
*性質
 着生植物
*原産地
 台湾・朝鮮半島
*説明
 花期、8から10月。
 花色、白・ピンク。
 大きな葉が目立つ。茎はごく短く葉は楕円形で幅広く大きく、厚くて硬く多肉質、花茎は長く伸び、穂状に花をつける。花は唇弁が小さく、先端が左右に突出して巻き込む。蕊柱は短い。それ以外の花弁は平面に広がる。
*別名
 胡蝶蘭・ファレノプシス
*参考情報
 学名の語源については、花が蝶の舞っている姿に似ているところからつけられた。花が丸っこく大きいものがよく知られる。近年は贈答の洋ランとしてもっとも普通。「岡山 月々の花1月・2月」に「ラン科の花」の紹介。
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  
 咲く順でひける四季の花事典 鈴木路子監修           2004  
 花の名前事典          浜田豊彦監修            2005  
 花ごよみ365            八坂書房編            2005  
 「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
 木の名前がわかる事典      大嶋敏昭 監修          2002
 樹木                  菱山忠三郎            2007 
 牧野日本植物図鑑        牧野富太郎            1940
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