岡山 月々の花 12月 − ヤ・ラ行
ヤ・ラ行の花
ヤクシソウ ヤブラン ローズマリ−
花の紹介
ヤクシソウ
ヤクシソウ−花・葉・茎
(撮影:2004.12.19)
名称
 ヤクシソウ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 キク科オニタビラコ属
*性質
 常緑低木(高さ60pぐらい)
*原産地
 日本に分布
*説明
 花期、5から11月。
 花色、黄。 
 山野に多く見る。葉茎ともに白い乳液が出る。小頭花が多数固まって咲く。山道、荒れた草原等に生える。若芽を茹でて食べる。高地に咲くと見事に美しく見違えるほどである。実は垂れ下がる。似た花に「ニガナ」がある。
*別名
 薬師草
*参考情報
 根生葉は楕円形で薬師如来の光背に似ているというのが命名の由来である。
ヤブラン
ヤブラン−実
(撮影:2006.11.2)
名称
 ヤブラン
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
  ユリ科ヤブラン属
*性質
 多年草(高さ50から100cmぐらい)
*原産地
 本州、関東地方以西から四国・九州それに台湾や朝鮮半島・中国
*説明
 花期、8から10月。
 花色、赤紫。
 花が終わると果実ができるが、ランとは程遠い。晩秋に見られる黒紫の6から7mmぐらいの球状のものは、果実ではなく、果皮が落ちて種子だけ残ったものである。葉の長さ30から40cmぐらい。葉が黄色に縁取られた斑入りもある。「ジャノヒゲ」は近縁種である。
*別名
 藪蘭
*参考情報
 「岡山 月々の花9月」に「ヤブラン」の花の紹介がある。
ローズマリ−
ローズマリ−−花
(撮影:2007.12.4)

ローズマリ−
ローズマリ−−群
(撮影:2006.12.1)
名称
 ローズマリ−
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 シソ科マンネンロウ属
*性質
 常緑低木(高さ20から200pぐらい)
*原産地
 地中海 沿岸
*説明
 花期、8から10月。
 花色、青紫・ピンク・白。
 細い枝を4方に出し、長さ2cmぐらいの細い小葉を密生させる。葉や若枝にはさわやかな香りがある。花は枝先の葉腋につき唇形。ラテン語のロス(露)とマリヌス(海)がもとで「海の露」を意味する。海岸に多く自生し、花の色が海の色に似ているからという。花の少ない冬の庭を彩り貴重。
*別名
 マンネンロウ
*参考情報
 葉、花ともに生、または乾燥させて香味料として料理に広く使われている。
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  
 咲く順でひける四季の花事典 鈴木路子監修           2004  
 花の名前事典          浜田豊彦監修            2005  
 花ごよみ365            八坂書房編            2005  
 「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
 木の名前がわかる事典      大嶋敏昭 監修          2002
 樹木                  菱山忠三郎            2007 
 牧野日本植物図鑑        牧野富太郎            1940
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