岡山 月々の花 1月 − ア行
リストマーク ア行の花
アブチロン アンスリュウム エゾノユズリハ オモト
リストマーク 花の紹介
アブチロン−葉とつぼみ
アブチロン−葉とつぼみ
(撮影:2007.1.28)
アブチロン−花
アブチロン−花
(撮影:2002.5.8)
*名称
 アブチロン
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 アオイ科アブチロン属
*性質
 常緑小低木
*原産地
 ブラジル
*説明
 花期、3月から5月および11月から2月。
 花色、黄。
 茎の先がつる状になり絡まるように伸びる。花は、下向き、半開きに咲く。ガクは、赤色、つぼのように大きい。その中から花弁とオシベ、メシベが突出し、そのさまが釣竿の先の浮きに似ているので別名がついた。赤と黄の色合いが美しい。
*別名
 ウキツリボク(浮き釣り木)・チロリアンハット
*参考情報
 写真の花の他に、ハイビスカスやフヨウに似たものなど、温室栽培の過程で自然に交配した品種も多い。家庭で観賞用に栽培される園芸植物。熱帯性なので通常鉢植えにして温室で育てるが、岡山近辺では、結構戸外でも育っている。
アンスリュウム−花
アンスリュウム−花
(撮影:2003.1.25)
アンスリュウム−花と葉
アンスリュウム−花と葉
(撮影:2007.3.15)
※京都府立植物園で撮影
*名称
 アンスリュウム
*撮影地
 岡山市瀬戸町万富
*科・属名
サトイモ科アンスリュウム(ベニウチワ)属
*性質
 常緑多年草
*原産地
 南アメリカ・中央アメリカ
*説明
 花期、周年。
 花色、黄白。
 美しい光沢のある葉や造花のような佛炎苞を楽しむ。非耐寒性で、植物園の温室等でさまざまな品種が栽培されているのも見かける。花穂は、むき出し状態である。
別名
 オオベニウチワ・ベニウチワ・大紅団扇
*参考情報
 原産地では、樹木の幹などに着生植物として生育している。この種をもとに、苞が白・ピンクなどの園芸種が作られ、主にハワイなどから輸入される。左の写真の花穂は特に長いようだ。
 観葉植物として栽培されることも多く、造花のような外見から、子どもがものめずらしげに触っているのも見かける。
エゾノユズリハ−葉
エゾノユズリハ−葉
(撮影:2007.1.25)
*名称
 エゾノユズリハ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ユズリハ科ユズリハ属
*性質
 常緑大低木(高さ6mぐらい)
*原産地
 日本・中国
*花の説明
 花期、4月から5月。
 花色、緑黄。
 雌雄異株。若い枝と葉柄は紅色を帯びる。葉は長楕円形で硬い。小花を総状につける。楕円形の実は、11月ごろ熟して暗緑色になる。
*別名
 エゾ(蝦夷)の譲葉
*参考情報
 時々整枝するぐらいでも、丈夫で姿も良い。
 新しい葉が、成長してから古い葉が落ちるのでこの名がある。
 葉を新年の飾り物等に使う。
オモト−葉と実
オモト−葉と実
(撮影:2003.1.30)
*名称
 オモト
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ユリ科オモト属
*性質
 常緑多年草
*原産地
 日本・中国
*花の説明
 花期、晩春。
 花色、緑黄色。
 西日本の山地に自生。葉は根茎から叢生[そうせい]し、30cmほどで革質。葉間から花茎をだし、穂状の細花をつけ、実は晩秋に赤色に熟す。
*別名
 万年青〔読みは「オモト」〕
*参考情報
 葉の形や斑の美しさを鑑賞する。江戸末期に、爆発的ブームがあり、ずいぶん高値に取引されたそうだ。写真のオモトの葉は白色で縁取られている。
リストマーク 参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  347p
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  397p
 咲く順でひける四季の花辞典 鈴木路子監修           2004  335p
 花の名前辞典          浜田豊彦監修            2005  319p
 花ごよみ365            八坂書房編            2005   396p
「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
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