岡山 月々の花 2月 − サ行
サ行の花
シンビジュウム スイセン ゼラニュウム
花の紹介

シンビジュウム−花
(撮影:07.2.15)

シンビジュウム−花
(撮影:98.2.16)

シンビジュウム−花
(撮影:98.2.20)
*名称
 シンビジュウム
*撮影地
 岡山市
*科・属名
 ラン科シュンラン属
*性質
 多年草
*原産地
 インド・東南アジア・中国・日本等
*説明
 花期、周年。
 花色、黄・橙・赤・ピンク等。
 ラン科の植物は、熱帯から高山まで広く分布する。花は左右相称。外花被は3枚である。内花被は3枚の内2枚は同形で、残り1枚は大形になっている。その形から唇弁と呼ばれる。
 ランの仲間は、美しい色の大形・小形の花が咲くことから愛好され、コチョウラン・カトレヤ・デンドロビュウム・パフィオ・オンシジュウム・リカステ等種類が多い。
*別名
 シンビ
*参考情報
  シンビジュウムを大衆の花にしたのは、芽の成長点の分割、無菌培養等の技術が普及し、大量生産が容易になったからである。花色も下のように緑がかったものもある。写真にはないが、最近は下垂形のものも多く、しかも小形が多い。大形系に較べると、家庭栽培に適している。

八重咲きスイセン−花・葉
(撮影:07.2)

スイセン−花・葉
(撮影:07.2)

黄スイセン−花・葉
(撮影:07.2.26)
*名称
 スイセン
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ヒガンバナ科ナルシサス属
*性質
 常緑多年草
*原産地
 スペイン・ポルトガル・地中海沿岸等
*説明
 花期、11月から翌年の4月。
 花色、白・黄・白副冠黄・白副冠橙・副冠縁赤等。
 スイセンの仲間は、八重咲き・房咲・口紅・ラッパ・黄水仙等。品種も多く12群に分類されている。複雑な形のものもある。よく見かける品種は、ニホンスイセン、八重咲きスイセンが多いようだ。
左の黄スイセンはスイセンの中の重要な一種で、葉はイグサのような細い筒状で溝がある。花は鮮黄色で、副花冠は浅いカップ状、全体として楚々とした優美さがあり、やや小型である。
*別名
 水仙
*参考情報
 ニホンスイセンについては、「月々の花 1月」で詳しく紹介しているので、ご覧ください。

ゼラニュウム−花・葉
(撮影:07.2)


ゼラニュウム−花
(撮影:07.2)

ゼラニュウム−花
(撮影:07.4)
*名称
 ゼラニュウム
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 フウロウソウ科属ベラルゴニュウム
*性質
 多年草
*原産地
 南アフリカ
*説明
 花期、11から4月。
 花色、白・赤・ピンク。
 園芸種のゼラニュウムは、花弁が上に2枚、下に3枚ある。特有の匂いがある。リンゴの香のものもあるそうだ。花に筋や斑入りのものもある。葉にも斑に入ったもの、縮れたもの、モミジの葉のような形等もある。
*別名
 テンジクアオイ(天竺葵) 
*参考情報
  ヨーロッパの都市の窓は、よくこの花で飾られる。寒さをしのぐことができれば、冬でも花をつける。
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003
 咲く順でひける四季の花辞典 鈴木路子監修           2004
 花の名前辞典          浜田豊彦監修            2005
 花ごよみ365           八坂書房編            2005
 花おりおり 1〜10巻      湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
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