岡山 月々の花 2月 − タ行
タ行の花
ツバキ デンドロビュウム
花の紹介

ツバキ(アケボノ)−花・葉
(撮影:07.2.10)

ツバキ(アケボノ)−花・葉
        (撮影:07.2.10)          
ツバキ (洋風)−鉢植え
(撮影:03.2.25)

ツバキ−花
(撮影:07.2.10)
*名称
 ツバキ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ツバキ科ツバキ属
*性質
 常緑高木(高さ5から6m)
*原産地
 日本・中国・朝鮮半島
*説明
 花期は、11月から翌年の4月。
 花色、赤、白、ピンク、濃赤紫、白の中にピンクなどの筋のついたものや、二色で絞りのようなもの等がある。
 上のアケボノは、年明け2月頃から咲く。花つきもよく、淡いピンクが美しい。
 アケボノの下の洋風ツバキは花の先が尖っていて面白いので紹介した。ほかにも洋風のツバキはいろいろあるようだ。
 一番下の白色のツバキは八重咲きで早くから咲いて花期が長い。品種は不明。
*別名
  椿(曙・侘助・藪椿)
*参考情報
 野生のヤブツバキは赤色で2〜4月が花期。
 侘助(ワビスケ)の名は江戸時代のはじめから文献にあり、その枯れたあじわいから、第一級の茶花として春の茶席を飾っている。自生種はなく、来歴はまったく不明で、ヤブツバキとチャから偶然に生まれた雑種だといわれている。
 日本にはヤブツバキ・ユキツバキ・サザンカが自生しており、江戸時代から多くの園芸種がつくられている。今では、その数は2千種といわれている。
 ヤブツバキについては、『岡山各地 花のいろいろ』で紹介している。また、サザンカは『1月の花』で紹介している。

デンドロニュウム・ジゴペタラム−花・葉
(撮影:03.2.25)

デンドロニュウム・ノビル-花
(撮影:98.2.16)

デンドロニュウム・リカステ−花・葉
(撮影:03.2.24)
*名称
 デンドロビュウム
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ラン科セッコク属
*性質
 多年草
*原産地
 熱帯アジア・亜熱帯アジア
*説明
 花期、1から3月。
 花色、白・紫・赤・黄多彩等。.
 デンドロニュウムは着生植物で気根を持ち、節のある茎から花柄を伸ばし、美しい花を複数つける。乾燥に耐え、低温にも強いので、栽培しやすい洋ランの1つである。
 デンドロビュウムはカトレアに次いで人気が高い。
 デンドロニュウム・ジゴベタラム(一番上)は、ブラジル,ベネズエラ等に分布。耐寒性もあり、特異な花模様は和室にも似合う。
 ノビル(Den.nobile)系はインド・タイ等に自生する。日本におけるデンドロニュウムの代表的なものである。暑さ寒さに強い。
 リカステ(Lycaste)はメキシコ等に分布。三角形の特異な花形はこれしか見られない。夏の高温、特に夜の高温状態を嫌う。
*別名
 デンドロ
*参考情報
 野生種はアジアの熱帯から亜熱帯に約1000種が分布(日本原産のセッコクも仲間)し、日本では、そのうち200種とその交配種を中心に栽培されている。
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003
 咲く順でひける四季の花辞典 鈴木路子監修           2004
 花の名前辞典          浜田豊彦監修            2005
 花ごよみ365           八坂書房編            2005
 花おりおり 1〜10巻      湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
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