岡山 月々の花 4月 − サ行
サ行の花
サクラ サラダバーネット サンショウ シャガ
シャスタデージー シロツメクサ スイレンボク セキチク
花の紹介 ※それぞれの花の写真をクリックしますと、大きな写真がご覧になれます

ヤエザクラ − 木 ・蕾
(撮影:07.4.17)

ヤエザクラ −花・葉
(撮影:07.4.26)
*名称
 サクラ(ヤエザクラ)
*撮影地
 岡山市
*科・属名
 バラ科サクラ属
*性質
 落葉高木(高さ5から25mぐらい)
*原産地
 温帯アジア・熱帯アジア
*説明
 花期、3から4月。
 花色、淡紅。
 サクラの開花は、約2ヶ月をかけて前線のように北上する。この測定にはソメイヨシノを基準とする。ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンの雑種。明治初めに品種名がつき、以後急速に各地に広がった。
 サクラの仲間は世界で200種以上ある。花の美しいサクラは東アジアに分布が集中する。写真のヤエザクラの品種は不明。たまたま百間川の中流のあたりの山際で見つけた。
*別名
 桜・八重桜
*参考情報
 園芸品種は400種以上ある。
「各地の花」に「ジュウガツザクラ・シダレザクラ・ヤマザクラ・ソメイヨシノ」等、それぞれの紹介がある。

サラダバーネット − 花
(撮影:02.4.26)

サラダバーネット − 花・葉
(撮影:02.4.26)
*名称
 サラダバーネット
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 バラ科ワレモコウ属
*性質
 多年草(高さ30から90cmぐらい)
*原産地
 欧州・北アフリカ
*説明
 花期、4から6月。
 花色、緑白。
 オシベが細かく多い。晩春に花茎を長く伸ばし、ワレモコウに似た花をつける。葉柄が伸びるに従って葉も広がっていく。ハーブの一つ。下部の花は雄花、中央は両性花、上部は雌花と複雑でわかりにくい。生育期に柔らかい若葉を外側から摘み取って利用する。
*別名
 オランダワレモコウ・ガーデンバーネット
*参考情報
 葉はキュウリに似た風味がある。サラダやスープの風味ずけにする。

サンショウ − 花・葉
(撮影:07.4.24)

サンショウ − 木
(撮影:07.5.15)
*名称
 サンショウ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ミカン科サンショウ属
*性質
 落葉低木(高さ2から3mぐらい)
*原産地
 日本全国の山中や平地に自生。
*説明
 花期、4から5月。
 花色、緑黄。
 よく分枝し枝には鋭い棘がある。葉は羽状、小葉は卵形で縁にギザギザがある。花は小花が枝先にまとまってつく。果実は径約5mmの丸形で秋に赤褐色に熟す。雌雄異株。
*別名
 山椒・ハジカミ
*参考情報
 若葉は木の芽・花は花山椒・果実は粉ザンショウと利用範囲の広い香木である。

シャガ − 花・葉
(撮影:02.4.3)
*名称
 シャガ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 アヤメ科アヤメ属
*性質
 多年草(高さ30から60cmぐらい)
*原産地
 中国
*説明
 花期、4月。
 花色、複色で橙・紫の斑点もあり複雑。
 アヤメ科には珍しく陰地に耐えてよく咲く。惜しいことに一日花、花期も短い。厚くて光沢のある剣状の葉。
*別名
 射干
*参考情報
 山地斜面等に群生する。

シャスタデージー − 花
(撮影:04.4)
*名称
 シャスタデージー
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 キク科クリサンセマム属
*性質
 多年草(高さ30から70cmぐらい)
*原産地
 欧州から西アジア
*説明
 花期、4から6月。
 花色、純白。
 茎の先に、菊に似た白い舌状の花を咲かせる。白と黄のコントラストの美しい頭花を開く。マーガレットと違い葉に切れ込みがある。花壇に多く使われる。フランスギクとハマギクの交配種。
*別名
 シャスタ菊
*参考情報
  シャスタはカリフォルニアの山の名。

シロツメクサ − 花
(撮影:04.4.12)
*名称
 シロツメクサ
*撮影地
 岡山市
*科・属名
 マメ科シャジクソウ属
*性質
 多年草
*原産地
  欧州
*説明
 花期、3から10月。
 花色、白。
 荒れ地に多く、牧草として品種改良されており、いくつかの品種がある。 葉は3小葉からなる複葉であるが、時に4小葉のものがあり「四つ葉のクローバー」として珍重される。花は葉の柄よりやや長い花茎の先につく。 
*別名
 白詰草
*参考情報
  花を摘み、茎を揃えて、綺麗な首飾りや冠などを作るときによく使われる。

スイレンボク − 花
(撮影:02.4.16)
*名称
 スイレンボク
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 シナノキ科グルーイア属
*性質
 低木
*原産地
 南アフリカ
*説明
 花期、4から6月。
 花色、ピンク・紫。
 春から夏にかけて随分長い間咲く。花弁がひろがっていく様子が おもしろい。
*別名
 睡蓮木
*参考情報
 睡蓮のような花が咲く木なので 睡蓮木。

セキチク − 花・葉
(撮影:98.4.25)
*名称
 セキチク
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ナデシコ科セキチク属
*性質
 多年草(高さ30cmぐらい)
*原産地
 中国
*説明
 花期、4から6月。
 花色、白・赤・紅。
 石の間に自生し葉が竹に似ているのに因む。花の大きさは3cm程の5弁花。
*別名
 石竹・カラナデシコ(唐撫子)
*参考情報
 平安時代にもセキチクが植えられていて、カワラナデシコをヤマトナデシコと呼んだのに対して、カラナデシコ(唐撫子)と呼ばれた。
参考文献
 岡山県自生植物目録     大久保一治著      1989
 花ごよみ花だより      八坂書房編       2003
 咲く順でひける四季の花辞典 鈴木路子監修      2004
 花の名前辞典        浜田豊彦監修       2005
 花ごよみ365         八坂書房編       2005
 「花おりおり」1-10巻     湯浅浩史 文 矢野勇ほか 2000-2006
 木の名前がわかる辞典    大嶋敏昭 監修     2002
 樹木            菱山忠三郎       2007
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