岡山 月々の花 4月 − ラ・ワ行
ラ・ワ行の花
ラナンキュラス ランタナ リビングストンデージー レモンゼラニュウム
ローズゼラニュウム ワイルドストロベリー ワスレナグサ
花の紹介

ラナンキュラス − 花・蕾
(撮影:97.4.30)
*名称
 ラナンキュラス
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 キンポウゲ科ラナンキュラス属
*性質
 多年草・球根植物(高さ30から50cm)
*原産地
 ヨーロッパ・アジア
*説明
 花期、4から6月。
 花色、白・ピンク・赤・黄・オレンジ。
 近年の園芸種は、大輪の八重咲きが多く、バラに似た感じがする。北半球の温帯に約400種あるといわれる。葉は複葉で深い切れ込みがある。花弁を幾重にも重ねて、球形の花になる。
*別名
 ハナキンポウゲ
*参考情報
 約6万年前、死者に供えた花の一つといわれる。イラク北部の洞窟の奥から出た化石人骨の傍で花粉が見つかったそうだ。

ランタナ − 花・葉
(撮影:02.4.25)

ランタナ − 花・葉
(撮影:02.4.25)
*名称
 ランタナ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 クマツヅラ科ランタナ属
*性質
 落葉小低木(高さ約1から1.5mぐらい)
*原産地
 北アメリカ南部から南アメリカ
*説明
 花期、3から10月。
 花色、白・黄・赤・紫。
 一つの花は卵形花で、小形の管状の合弁花として咲く。枝先の花序に小花が多数球状に集まり、初め黄または淡紅色、後次第に橙、深紅色に変わる。周年花。
*別名
 紅黄花・七変化
*参考情報
 花後に熟す果実を小鳥が好んで食べ、種を撒き散らすため沖などでは野生化しているそうだ。

リビングストーンデージー − 花・葉
(撮影:05.4.16)
*名称
 リビングストンデージー
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ツルナ科ドロテアンサス属
*性質
 1年草・多肉植物(高さ10から15cmぐらい)
*原産地
 ケープ地方
*説明
 花期、3から5月。
 花色、赤・ピンク・黄・橙。
 色彩が華やか。花は一重のデージーのようで真横にぴんと伸びている。茎は短く葉は広い。街の花壇や鉢植えなどに多い。
*別名
 不詳
*参考情報
 マツバギクと同じ科で、乾燥に強く、名は「生きている石」に見立ててつけられたといわれる。日本には昭和初期に入ってきた。

レモンゼラニュウム − 花・葉
(撮影:98.4.27)
*名称
  レモンゼラニュウム
*撮影地
 岡山市
*科・属名
 フウロソウ科ペラルゴニュウム属
*性質
 多年草(高さ60から90pぐらい)
*原産地
 南アフリカに分布
*説明
 花期、4から7月。
 花色、ピンク。
 レモンの香りがする縮れた小さな葉を持ち、花は比較的大きい。 
*別名
 センテッドゼラニュウム・ニオイゼラニュウム
*参考情報
 ポプリ・香料・食用に使われる。

ローズゼラニュウム − 花・葉
(撮影:07.4.10)
*名称
 ローズゼラニュウム
*撮影地
 岡山市
*科・属名
 フウロソウ科ペラルゴニュウム属
*性質
 多年草(高さ60から90pぐらい)
*原産地
 南アフリカに分布
*説明
 花期、4から7月。
 花色、淡紅
 茎葉にバラとレモンを混ぜたような芳香を持ち、葉や若い茎に軟毛がある。花には紅色の班がある。 花、葉、茎ともに芳香がある。茎は、老化とともに木質化する。長い柄のある葉は掌状に5から7裂し、先は羽状に分かれる。
*別名
 センテッドゼラニュウム・ニオイゼラニュウム
*参考情報
 ペラルゴニュウム属の中で茎葉に芳香を持つものを総称して、センテッドゼラニュウムという。

ワイルドストロベリー − 花・葉
(撮影:02.4.4)

ワイルドストロベリー − 葉・ランナー・実
(撮影:07.5.15)
*名称
 ワイルドストロベリー
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 バラ科オランダイチゴ属
*性質
 多年草
*原産
 欧州からアジア・北米
*説明
 花期、3から5月。
 花色、白。
 耐寒性植物。白い5弁の小型の花をつけ、夏には、甘い香りのする小さい赤い実をつけ、食用にもなる。ランナーを伸ばして広がるので、グランドカバーとしても利用される。
*別名
 野生苺・ノイチゴ
*参考情報
 果実は、生食はもちろん、その芳香のよさを活かして、砂糖煮・リキュール・ジャム・ケーキやパイなどの菓子類の香りづけにも最適。かわいい形のものをケーキの飾りにしても素敵である。

ワスレナグサ − 花・葉
(撮影02.4.12)
*名称
 ワスレナグサ 
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ムラサキ科ワスレナグサ属
*性質
 1年草・多年草(高さ10から30pぐらい)
*原産地
 欧州・アジア
*説明
 花期、5から7月。
 花色、白・紫・青。
 伝説では、ドナウ河に流された男性が、岸の恋人にこの花を投げ、「私を忘れないで」と叫んだことから名付けられたといわれる。最近は小形のものが花壇や寄せ植えの鉢物に使われているようである。多数枝別れした花茎の先に、小さい5弁花が集まって咲く。
*別名
 勿忘草
*参考情報
 高山の水辺や湿地に野生化している草花。
参考文献
 岡山県自生植物目録     大久保一治著      1989
 花ごよみ花だより      八坂書房編       2003
 咲く順でひける四季の花辞典 鈴木路子監修      2004
 花の名前辞典        浜田豊彦監修      2005
 花ごよみ365         八坂書房編       2005
 「花おりおり」1-10巻    湯浅浩史 文 矢野勇ほか 2000-2006
 木の名前がわかる辞典    大嶋敏昭 監修     2002
 樹木            菱山忠三郎       2007
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