岡山 月々の花 5月 − ア行
ア行の花
アイリス アサザ アナナス アロエ
オオキンケイギク オノマンネングサ オリ−ブ
花の紹介 ※それぞれの花の写真をクリックしますと、大きな写真がご覧になれます

アイリス − 花・葉
(撮影:05.5.11)
名称
 アイリス
*撮影地
 岡山市
*科・属名
 アヤメ科アイリス属
*性質
 多年草・球根植物
*原産地
 地中海沿岸
*説明
 花期、5から6月。
 花色、白・青・黄。
 内花被は立ち上がり、外花被は外へ垂れる。切り花として見かけることが多い。 丈夫で、寒さにも強く、栽培も簡単。
*別名
 イリス・ダッチアイリス・ ドイツアヤメ
*参考情報
 色彩もカラフルでまとめて植えると景観となる。

アサザ − 花
(撮影:07.5.12)

アサザ − 群
(撮影:07.5.12)
名称
 アサザ
*撮影地
 岡山県和気郡和気町
 岡山県自然保護センター
*科・属名
 ミツガシワ科アサザ属
*性質
 多年性水草
*原産地
 ユ−ラシア大陸に広く分布・日本での分布は北海道から九州
*説明
 花期、5から10月。
 花色、黄。
 5弁花を葉の付け根につける。半日花であるが、花期中に多くの花が咲く。
葉は睡蓮によく似て、楕円形で表面緑色、裏帯紫色で、水面に浮く。若葉は食用にしたようだ。上代には髪飾りとした。
*別名
 ハナジュンサイ
*参考情報
 環境省レッドリスト 「絶滅危惧U類」にランクされている。

アナナス − 花・葉
(撮影:98.5.19)
名称
 アナナス
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 パイナップル科アナナス属
*性質
 多年草
*原産地
 熱帯から亜熱帯
*説明
 花期、5から7月。
 花色、赤。
 一般に花と呼ばれる色鮮やかな部分は苞で、葉が変形したもの。葉は斑入りや光沢のあるものが多い。葉の基部が抱き合って筒状となり本当の花は苞の中心から伸びて小花を咲かせる。鮮やかな色彩と力強い存在感などが特徴である。
*別名
 不詳
*参考情報
 葉色、花色、形は品種によってさまざま。グズマニア・チランドシア等は仲間。

アロエ − 花・葉
(撮影:07.5.4)
名称
 アロエ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ユリ科アロエ属
*性質
 多肉低木
*原産地
 南アフリカ
*説明
 花期、5から10月。
 花色、橙。
 原産地を中心に300種以上が知られている。このうち、薬用としては キダチアロエがある。鑑賞用としても家庭で多く栽培されている。多肉質の葉は剣状、断面は半円状、縁に鋭いトゲがある。
*別名
 医者いらず
*参考情報
 「アロエ」 をアラビア語で「ロエ」といい、中国で当てた漢字の、音読みでアロエとなる。

オオキンケイギク − 花
(撮影:07.5.26)

オオキンケイギク − 群
(撮影:07.5.26)
名称
 オオキンケイギク
*撮影地
 岡山市百間川河川敷
*科・属名
 キク科ハルシャギク属
*性質
 多年草(高さ20から100cmぐらい)
*原産地
 北アメリカ
*説明
 花期、5から6月。
 花色、黄。
 ハルシャギクやキンケイギクは野外で殆ど見られないが、オオキンケイギクは元気で、分布も広く、百間川でも河川敷や堤防の斜面等に生えている。キンケイギクに較べると草丈も花も大きく花弁の先端には切れ込みがある。キンケイギクは羽状複葉であるが、こちらは披針形である。葉の両面には粗い毛が見られる。
*別名
 大錦鶏菊
*参考情報
 地面の近くに、ロゼット状のたくさんの根生葉を広げて越冬する。

オノマンネングサ − 花
(撮影:03.5.30)
名称
 オノマンネングサ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ベンケイソウ科マンネングサ属
*性質
 多年草 (高さ10から20cmぐらい)
*原産地
 西アジア・欧州
*説明
 花期、5から6月。
 花色、黄。
 野山の岩の上や石垣に群生する。茎の先が分枝し、更に各枝が2分枝して、その先に約1.5cmの5弁花をつける。茎は地を匍匐するが、上部は斜上、または直立する。葉は長さ2〜3cmの線状披針形で3枚の葉が輪生する。
*別名
 雄之万年草
*参考情報
 最近では屋上緑化に使われる代表的な植物として見直されている。

オリ−ブ − 花・葉
(撮影:04.5.24)
*名称
 オリーブ
*撮影地
 香川県小豆島
*科・属名
 モクセイ科オリ−ブ 属
*性質
 常緑小高木(高さ3から8mぐらい)
*原産地
 地中海沿岸
*説明
 花期、4月から5月。
 花色、 白。
 葉の表は深緑で、裏は灰白色。芳香のある小花を総状花序につける。小花は1花序に10から30ぐらい内外着生する。小花は4片の萼と径3mm程度の乳白色で、鐘形状の4裂した合弁花冠、1雌蕊、2雄蕊を持っている。秋に熟する果実は、長さ2から4cmで黒紫色である。
*別名
 オレイフ・オレフ
*参考情報
 果実は青いうちに採取し、塩漬にして食用できる。熟果からはオリ−ブ油がとれる。栽培では、小豆島が有名。
参考文献
 岡山県自生植物目録     大久保一治著      1989
 花ごよみ花だより      八坂書房編       2003
 咲く順でひける四季の花辞典 鈴木路子監修      2004
 花の名前辞典        浜田豊彦監修      2005
 花ごよみ365         八坂書房編       2005
 「花おりおり」1-10巻    湯浅浩史 文 矢野勇ほか 2000-2006
 木の名前がわかる辞典    大嶋敏昭 監修     2002
 樹木            菱山忠三郎       2007
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