岡山 月々の花 7月 − カ行
カ行の花
カ−リ−スペアミント カモノハシ カワラナデシコ カンナ
キンミズヒキ グロリオサ ゲンノショウコ ゴシキトウガラシ
コムラサキシキブ
花の紹介
カ−リ−スペアミント
カ−リ−スペアミント−花・葉
(撮影:00.7.15)
名称
 カ−リ−スペアミント
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 シソ科ハッカ属
*性質
 多年草(高さ30から50cmぐらい)
*原産地
 日本・中国・朝鮮半島
*説明
 花期、6から9月。
 花色、 ピンク 。
 スペアミント系の品種で、葉が縮れているのが特長のミント。爽やかな香りがする。
*別名
 カ−リ−ミント・縮緬薄荷(チリメンハッカ)・アフリカチリメンハッカ
*参考情報
 スペアミントの変種。
カモノハシ
カモノハシ−花・葉・茎
(撮影:07.7.16)
名称
 カモノハシ
*撮影地
 総社市ヒイゴ池
*科・属名
 イネ科 カモノハシ属
*性質
 多年草(高さ数10cmぐらい)
*原産地
 本州・四国・九州に分布
*説明
 花期、7から11月。
 花色、花穂は黄褐。
 葉は線状、ひ針形、3cmぐらいの穂を出し、指でつまむと穂が又状に分岐する。この穂の形を鴨のくちばしに見立てて命名された。細く真っすぐな柄が葉の間から高く抜き出て、その先端に花穂がつく。花穂は長さ4から8cmぐらいの太い円柱形で小花が多数つく。花は開花時には紫色の柱頭を突出して美しい。
*別名
 鴨の嘴
*参考情報
 海浜や水路の縁などの湿地に多い。
カワラナデシコ
カワラナデシコ−花
(撮影:07.7.29)
カワラナデシコ
カワラナデシコ−群
(撮影:07.7.29)
名称
 カワラナデシコ
*撮影地
 岡山県和気郡和気町岡山県自然保護センタ−
*科・属名
 ナデシコ科ナデシコ属
*性質
 多年草(高さ50から100cmぐらい)
*原産地
 本州・四国・九州・朝鮮・中国に分布
*説明
 花期、6から10月。
 花色、淡紅。
 山野の乾いたところに分布。茎は分枝する。葉は広線形で対生、緑白色。花弁は5枚、ふちは細かに深く切れこみがある。雄しべは10、花柱は2ある。花は茎頂に数個まばらにつく。蕚は円筒形で細長く3から4pぐらい、種子は扁円形黒色。秋の七草の1つ。
*別名
 河原撫子・撫子・大和撫子(ヤマトナデシコ)
*参考情報
 同属の石竹を唐撫子というのの対していう。
「セキチク」は「4月の花」にある。
カンナ
カンナ−花・葉
(撮影:07.7.1)
名称
 カンナ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
  カンナ科カンナ属
*性質
 多年草(高さ1.5から2m矮性種で70cmぐらい)
*原産地
 熱帯アジア・熱帯アメリカに自生
*説明
 花期、7から10月。
 花色、黄・赤・オレンジ・ピンク。
  結節状の太い塊茎を持った球根草花として知られるが本来のカンナは、草丈が高性種で葉は長さが50cm以上になる。通常葉は緑色だが、ブロンズ色もある。萼片と花弁、雄しべは花弁状になり、独特な花形をしている。
*別名
 ハナカンナ
*参考情報
 学校、公園などに植えられて いたが、丈が大きくなるのと、より多花性で見栄えのよい草花が多くなり、本来のカンナは次第に少なくなった。
キンミズヒキ
キンミズヒキ−花
(撮影:07.7.26)
キンミズヒキ
キンミズヒキ−花・葉・茎
(撮影:07.7.26)
名称
 キンミズヒキ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 バラ科キンミズヒキ属
*性質
 多年草(高さ30から100cmぐらい)
*原産地
 日本全土・琉球・台湾・朝鮮半島・中国・シベリア・ヒマラヤに分布
*説明
 花期、7から9月。
 花色、黄。
 道端や野原 草地、低地から山地までいたる所に生育する。 茎の上部は枝分れして花柄の短い総状花序を出し、黄色の小さい花をつける。地下茎は太く丈夫である。全体に長い毛があるが株によって粗密の差がある。葉は奇数羽状複葉5から9個の小葉をつける。小葉は大きさが不揃い。
*別名
 金水引・竜芽草
*参考情報
 全草を干して下痢止めとする。「マ行」に「ミズヒキ」がある。
グロリオサ
グロリオサ−花・葉
(撮影:05.7.2)
名称
 グロリオサ Gloriosa
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ユリ科グロリオサ属
*性質
 つる性多年草・球根植物
*原産地
 アフリカ・熱帯アジア
*説明
 花期、6から8月。
 花色、赤・黄・白。
 葉は細くつる状に伸びて成長する。輪生した葉の脇から花柄をだし、縁が波状の ぐっとねじれたような6弁花が下向きに咲く。渡来は明治持代、切花や鉢植え用として人気がある。1980年ごろ切花栽培が盛んになる。
*別名
 グロリオ−サ・百合車(ゆりぐるま)・狐百合
*参考情報
 ラテン語の 「gloriosus(見事な)」が語源。
ゲンノショウコ
ゲンノショウコ−花・葉
(撮影:07.7.29)
ゲンノショウコ
ゲンノショウコ−群
(撮影:07.7.29)
名称
 ゲンノショウコ
*撮影地
 岡山県和気郡和気町岡山県自然保護センタ−
*科・属名
 フウロソウ科フウロソウ属
*性質
 多年草(高さ約30から80cmぐらい)
*原産地
 日本全土・朝鮮・台湾・千島南部に分布
*説明
 花期、7から10月。
 花色、白色・淡紅色。
 茎は地をはい先が斜上する。葉は互生有柄で掌状に3から5に深裂。枝先及び葉間から花柄を出し、2から3個の5弁のウメに似た小花をつける。茎葉ともに細毛がある。果実は熟すると、嘴状に長く伸びた部分が裂け種子を弾き出す。
*別名
 現の証拠・ミコシグサ(御輿草)・イシャイラズ
*参考情報
 民間では茎、葉を整腸剤とし飲むとすぐ効くので「現の証拠」の意。
ゴシキトウガラシ
ゴシキトウガラシ−実・葉
(撮影:07.7.29)
名称
 ゴシキトウガラシ     
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ナス科トウガラシ属
*性質
 一年草・多年草(高さ40から70cm)
*原産地
 南アメリカ
*説明
 花期、7から9月。
 花色、白・紫。
 花径約1.5cm 、星形の小さな花をつける。この品種は、トウガラシに似た実が熟すほどに、緑・紫・黄・オレンジ・赤と変化していく。ゴシキトウガラシと呼ばれる種類は多いが、色、変化の様子はそれぞれ異なる。
*別名
 葉ゴシキトウガラシ・五色唐辛子
*参考情報
  鉢植・花壇
コムラサキ
コムラサキシキブ−花・葉
(撮影:07.7.15)
名称
 コムラサキシキブ     
*撮影地
 岡山県和気郡和気町岡山県自然保護センタ−
*科・属名
  クマツズラ科ムラサキシキブ属
*性質
 落葉低木(高さ2mぐらい)
*原産地
 東北以西、台湾にかけ広く自生する
*説明
 花期、7から9月。
 花色、白・紫。 
 多数茎立ち、秋に各葉の付け根に木の実の色としては珍しい、紫色の小実が固まって付く。葉の鋸歯は葉の上半部のみ。
*別名
 小式部・小紫式部(コムラサキシキブ)
*参考情報
 「ムラサキシキブ」は「岡山各地の花」にある。
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  
 咲く順でひける四季の花辞典 鈴木路子監修           2004  
 花の名前辞典          浜田豊彦監修            2005  
 花ごよみ365            八坂書房編            2005  
 「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
 木の名前がわかる辞典      大嶋敏昭 監修          2002
 樹木                  菱山忠三郎            2007 
 牧野日本植物図鑑        牧野富太郎            1940
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