岡山 月々の花 8月 −
サ行の花
サワギキョウ シコンノボタン シンゴニウム スペアミント
センニンソウ 
花の紹介
サワギキョウ
サワギキョウ−花
(撮影:97.8.22)
名称
 サワギキョウ
*撮影地
 岡山県和気郡和気町岡山県自然保護センタ−
*科・属名
 キキョウ科ミゾカクシ属
*性質
 多年草(高さ50から100cmぐらい)
*原産地
 日本から東アジアに分布
*説明
 花期、7から9月。
 花色、濃紫。.
 山中の湿地に群生して自生。硬くて太く中空の茎は直立し細い葉を密生する。茎頂に唇形の花を多くつける。
*別名
 沢桔梗
*参考情報
 アメリカ原産のベニバナサワギキョウという、園芸品種も流通しているようだ。
シコンノボタン
シコンノボタン−花・葉
(撮影:98.8)
シコンノボタン
シコンノボタン−群
(撮影:07.10.11)
*岡山市半田山植物園
名称
 シコンノボタン
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ノボタン科ティボウキナ属
   (和名シコンノボタン属)
*性質
 常緑低木(高さ1から5mぐらい)
*原産地
 ブラジル
*説明
 花期、7から11月。
 花色、紫。
 シコンノボタンは朝咲いて翌日には散る1日花。はじめは1つに見える蕾も中に10数個の幼蕾が入っていて次から次に花を咲かせる。野生では樹高は8mほどになる。葉に薄い軟毛が密集した柔らかい感じで先が尖った卵形、観葉植物としても楽しめる。花の大きさは5から7cm、雄しべとその先の葯の分がクモの足のように見えるのでその別名もある。
*別名
 紫紺野牡丹・ブラジリアン・スパイダ−フラワ−
*参考情報
 暖地性で寒さに弱いので9月末頃から室内に。
シンゴニウム シンゴニウム−葉
(撮影:98.8.8)
名称
 シンゴニウム Syngonium 
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 サトイモ科シンゴニウム属
*性質
 蔓性多年草
*原産地
 メキシコからパナマ
*説明
 花期、夏
 花色、極小の無花弁からなる花序を囲む仏炎苞の色は淡緑・クリーム。
栽培下での開花は稀。やじり型の緑色の葉に、美しい斑が入り用途が広い観葉植物。若い間は、葉は比較的小さく、斑入り模様の異なる品種が多数ある。葉がピンク色の品種もある。
*別名
 不詳
*参考情報
 観賞しているのは幼葉で、成熟葉は、鳥足状に5から7つの裂に切れ込み異なった姿になる。しかし、鉢植えで成葉が出ることはほとんどない。
スペアミント
スペアミント−花・葉
(撮影:00.8.17)
名称
 スペアミント
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 シソ科ハッカ属
*性質
 多年草(高さ30から100cm)
*原産地
 ヨーロッパ
*説明
 花期、3月。
 花色、白・ピンク・淡藤。
 葉は先の尖った楕円形、縁にのこぎりの刃のようなギザギザがあり葉柄はない。葉の表面は平坦なもの、しわのあるものがあり、強い甘い香りがある。花は茎の先端と上部の葉の付け根に3から6cmぐらいの穂状につく。
*別名
 不詳
*参考情報
 入浴剤や芳香剤代わりになる。
センニンソウ
センニンソウ−花
(撮影:06.8.26)
名称
 センニンソウ 
*撮影地
 岡山市国富
*科・属名
 キンポウゲ科センニンソウ属
*性質
 つる性多年草
*原産地
 日本・中国
*説明
 花期、7から8月。
 花色、白。
 葉は、羽状複葉、卵形、卵円形で鋸歯は無い。 茎の先端付近の葉腋から三出状の散房花序を出し、多数の花をつける。4枚の花弁に見えるのは萼片で本当の花弁はない。果実には白い毛があり、これを仙人のヒゲに見立てたことが名前の由来。
*別名
 仙人草
*参考情報
 茎、葉には有毒成分ポロトアネモニンが含まれ、 皮膚につけば、赤く、腫れ、発砲、水ぶくれをおこすそうだ。
参考文献
岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  
 咲く順でひける四季の花事典 鈴木路子監修           2004  
 花の名前事典          浜田豊彦監修            2005  
 花ごよみ365            八坂書房編            2005  
 「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
 木の名前がわかる事典      大嶋敏昭 監修          2002
 樹木                  菱山忠三郎            2007 
 牧野日本植物図鑑        牧野富太郎            1940
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