ref= 岡山 月々の花 8月−ナ行
 岡山 月々の花 8月 − ナ行
ナ行の花
ナツズイセン ニラ ノカンゾウ
花の紹介
ナツズイセン
ナツズイセン−花
(撮影:02.9.12)
ナツズイセン
ナツズイセン−群
(撮影:07.8.10)
名称
 ナツズイセン
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ヒガンバナ科ヒガンバナ属
*性質
 多年草(高さ60cmぐらい)
*原産地
 東アジア
*説明
 花期、7から9月。
 花色、淡紅紫。.
 野山に生え、庭にも栽培される。春に長さ約20から30cm、幅18から25mmぐらいの白っぽい緑色の葉を出し、夏の花の時期には枯れる。60cmくらいの花茎が直立し、散形状に漏斗状の花を数個集めて付ける。花は6弁でややそり返り、長さ8cmくらい。雄しべは6本、花柱は長く糸状。葉は夏季には枯れてなくなる。地下の鱗茎は丸く黒い皮を持つ。リコリスで呼ばれる園芸品種もある。
*別名
 夏水仙
*参考情報
 中国から古く渡来し、各地に自生化。
ニラ
ニラ−花
(撮影:97.8.1)
ニラ
ニラ−群
(撮影:07.8.31)
名称
 ニラ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ユリ科ネギ属
*性質
 多年草(高さ20から30cmぐらい)
*原産地
 東アジア
*説明
 花期、5から8月。
 花色、白。
 春から秋まで花期は長い。花茎がすっと伸び、先に6弁の紫色を帯びた白い小花が、球形に固まって咲き、咲き揃うと簪(かんざし)のようで美しい。葉は長さ約20から30cmで扁平、春の葉は柔らかくて美味。葉にも花にもニラ臭がある。葉菜として栽培される。近年、葉の幅の広いオオニラ(大韮)が多くなった。日本各地で食用として栽培される。
*別名
 韮
*参考情報
 古くに中国から渡来。
ノカンゾウ
ノカンゾウ−花・葉
(撮影:06.8.30)
ノカンゾウ
ノカンゾウ−群
(撮影:06.8.30)
名称
 ノカンゾウ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
  ユリ科ワスレグサ属
*性質
 多年草(高さ70cmぐらい)
*原産地
 日本・台湾・中国に分布
*説明
 花期、6から8月
 花色、橙黄。
 原野に多いのでノカンゾウと呼び、日本全国の土手や野原に見られる。また人里近く咲くヤブカンゾウがある。茎は高くわずかに分枝する。花の赤い色の強いものをベニカンゾウと呼ぶことがある。ヤブカンゾウは八重咲きであるが、この花は一重咲きである。若芽は3から5月、花や蕾は7から8月ごろ食べられる。
*別名
 野萱草・長筒萱草(チョウトウカンゾウ)
*参考情報
 「6月の庭の花」に「ヤブカンゾウ」の紹介がある。
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  
 咲く順でひける四季の花事典 鈴木路子監修           2004  
 花の名前事典          浜田豊彦監修            2005  
 花ごよみ365            八坂書房編            2005  
 「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
 木の名前がわかる事典      大嶋敏昭 監修          2002
 樹木                  菱山忠三郎            2007 
 牧野日本植物図鑑        牧野富太郎            1940
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