岡山 月々の花 9月 − ナ行
ナ行の花
ヌルデ ノアズキ ノダケ
花の紹介
ヌルデ
ヌルデ−花・葉
(撮影:02.9.1)
名称
 ヌルデ
*撮影地
 岡山県和気郡和気町県自然保護センタ−
*科・属名
 ウルシ科ウルシ属
*性質
 落葉中木(高さ6mぐらい)
*原産地
 日本・東南アジアに分布 
*説明
 花期、8から9月。
 花色、薄い白・クリーム。  
 日当たりの良い山地に生える。集合花全体は30から40cmぐらいで、多くの小花をつける。葉はかぶれたように表面にツブツブができやすい。花後核果を結ぶ。葉は秋早くから紅葉して美しい。触るとかぶれるので注意。雌雄異株。
*別名
 白膠木・ヌルデモミジ・フシノキ
*参考情報
 葉にできる虫こぶを五倍子(ふし)という。これはタンニンの原料として薬用、染料等にする。
ノアヅキ
ノアヅキ−花・葉
(撮影:07.9.1)

ノアヅキ
ノアヅキ−群
(撮影:07.9.1)
名称
 ノアズキ
*撮影地
 岡山市百間川河川敷
*科・属名
  マメ科アズキ属
*性質
 蔓性多年草
*原産地
 日本
*説明
 花期、6から9月。
 花色、黄色。  
 花径17mmぐらいの蝶形の花を咲かせる。葉は互生し3小葉よりなる。クズの葉に似るが小形。小葉は先細りの楕円形、茎は細線形で蔓延し、他の草木に纏いつく。実は扁平で莢豌豆形、長さ5cmぐらい。
*別名
 野小豆・ヒメクズ(姫葛)
*参考情報
 草原、山地に生え良く茂る。
ノダケ
ノダケ−花
(撮影:06.9.13)

ノダケ
ノダケ−花・蕾・葉
(撮影:07.10.1)
名称
 ノダケ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 セリ科シシウド属
*性質
 多年草(高さ1.5mぐらい)
*原産地
 日本
*説明
 花期、9から10月。
 花色、紫黒。
 少し高地の湿気のある草原や林縁などに生える。葉は皮質でやや厚く、羽状複葉。葉柄は紫色で翼があり基部は茎を抱く。細小の花を多数散形花序につける。茶花として用いられる。花の咲くまでの様子が面白い。
*別名
 野竹・土当帰
*参考情報
 薬用として根を解熱・去痰・鎮痛に利用、また陰干しにした茎葉は血行を良くするので浴用に利用。
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  
 咲く順でひける四季の花事典 鈴木路子監修           2004  
 花の名前事典          浜田豊彦監修            2005  
 花ごよみ365            八坂書房編            2005  
 「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
 木の名前がわかる事典      大嶋敏昭 監修          2002
 樹木                  菱山忠三郎            2007 
 牧野日本植物図鑑        牧野富太郎            1940
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