岡山 月々の花 9月 − ハ行
ハ行の花
ハナトラノオ ヒマワリ ヒルザキツキミソウ ピレア
ポーチュラカ
花の紹介
ハナトラノオ
ハナトラノオ−花
(撮影:02.9.10)

ハナトラノオ
ハナトラノオ−群
(撮影:07.9.10)
名称
 ハナトラノオ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 シソ科ハナトラノオ属
*性質
 多年草(高さ40から100cmぐらい)
*原産地
 北アメリカ
*説明
 花期、6から9月。
 花色、紫紅・白色。 
 茎頂の長い花穂に、長さ2から3cmの筒状の小花を密に付け、先は浅く裂ける。匍匐枝を出して広がる。栽培されていたものがあちこちで野生化することが多い。茎が四角いことから別名がついた。
*別名
 カクトラノオ(角虎の尾)
*参考情報
 花穂を虎の尾に見立てる。
ヒマワリ
ヒマワリ−花・葉・茎
(撮影:03.9.11)
名称
 ヒマワリ
*撮影地
 岡山市福泊
*科・属名
  キク科ヒマワリ属
*性質
 1年草(高さ30から300cmぐらい)
*原産地
 北アメリカ
*説明
 花期、8から10月。
 花色、黄・臙脂。  
 夏を代表する花。花径20cmぐらいの頭花を開く明るい花。矮性種から高性種まであるが、小輪で多花、種が実る品種が家庭の庭むき。花も1重咲きから完全八重咲きまである。観光地でヒマワリの群生を見かけることがあるが、咲き揃うと見事である。太陽を追って花が廻るというのは俗説。
*別名
 サンフラワー・向日葵
*参考情報
 1代交配で種の出来ない品種が多い。風などで倒伏することがある。種は食用、小鳥の餌にもなる。
ヒルザキツキミソウ
ヒルザキツキミソウ−花・葉
(撮影:05.9.22)
名称
 ヒルザキツキミソウ
*撮影地
 岡山市福泊
*科・属名
 アカバナ科マツヨイグサ属
*性質
 多年草(高さ9から15cmぐらい)
*原産地
 北アメリカ・中央アメリカ
*説明
 花期、6から8月。
 花色、白。
 花は咲き進むにつれて淡紅色に変わる。同じ仲間で夜咲きのオオマツヨイグサやマツヨイグサの花色は黄。いずれも野生化している。
*別名
 昼咲月見草 
*参考情報
 夜咲きの月見草に対して、日中に開花するこの花を昼咲月見草という。ちなみにオオマツヨイグサを月見草と誤認していることが多い。
ピレア
ピレア−花・葉
(撮影:00.9.25)
名称
 ピレア
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 イラクサ科ピレア属
*性質
 常緑多年草(高さ15から30cmぐらい)
*原産地
 世界各地
*説明
 花期、6から9月。
 花色、赤味を帯びた白。
 デコボコした葉の表面が特徴、葉は緑と白いの斑入りで硬い感じ。葉縁にはギザギザがある。写真の品種がピレアの仲間では一番ポピュラ−である。
*別名
 不詳
*参考情報
 この属は原種だけでも200種ほどもある。美しい葉を楽しむ観葉植物。
ポーチュラカ
ポーチュラカ−花・葉
(撮影:07.9.10)

ポーチュラカ
ポーチュラカ−群
(撮影:07.9.10)
*名称
 ポーチュラカ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 スベリヒユ科スベリヒユ属
*性質
 多年草(高さ10cmぐらい)
*原産地
 温帯から熱帯に分布 
*説明
 花期、5から10月。
 花色、黄・赤・紅・白・ピンク。
 松葉牡丹に似た葉が広がり、多肉質で厚く地面を匍匐する。葉、花色、形が多様で美しい。花径5cmぐらいまで。暑さ、乾燥には強いので寒さに注意すれば栽培しやすい。多湿は避けること。同属のスベリヒユは茹でて食べられるので山菜になっている。葉はネムに似て夜閉じる。
*別名
 花スベリヒユ
*参考情報
 マツバボタンは、葉が細身の戦前からのものをいうが、ポーチュラカと同じようにいわれることもある。
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  
 咲く順でひける四季の花事典 鈴木路子監修           2004  
 花の名前事典          浜田豊彦監修            2005  
 花ごよみ365            八坂書房編            2005  
 「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
 木の名前がわかる事典      大嶋敏昭 監修          2002
 樹木                  菱山忠三郎            2007 
 牧野日本植物図鑑        牧野富太郎            1940
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