岡山 月々の花 9月 − ヤ行
ヤ行の花
ヤブミョウガ ヤブラン ヤマシロギク ユウガオ
花の紹介
ヤブミョウガ
ヤブミョウガ−実・花
(撮影:02.9.10)
名称
 ヤブミョウガ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ツユクサ科ヤブミョウガ属
*性質
 多年草(高さ1mぐらいまで)
*原産地
 世界各地
*説明
 花期、7から9月。
 花色、白。
 花は小さい集団花で円錐状に咲かせる。木陰が栽培に適する。丸い実は熟すと藍紫色となる。強健で作りやすい。元来野草なので放任しても育つ。似ている花にユキザサ(雪笹)があるがこの実は黒いそうだ。
*別名
 藪茗荷
*参考情報
 花は「7月の花」で紹介。
ヤブラン
ヤブラン−花・葉
(撮影:06.9.17)

ヤブラン
ヤブラン−群
(撮影:02.9.27)
名称
 ヤブラン
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
  ユリ科ヤブラン属
*性質
 多年草(高さ1mぐらいまで)
*原産地
 日本・台湾・朝鮮半島・中国
*説明
 花期、8から10月。
 花色、淡紫・赤紫。  
 葉は線形または線状披針形で根もとに重なってつく。穂状花序に小花を多く咲かせる。成熟後黒紫色の小さな果実をつける。
*別名
 藪蘭
*参考情報
 名前は、藪や林の中に生え、葉が「ラン」に似ていることからという。
ヤマシロギク
ヤマシロギク−群
(撮影:02.9.15)
名称
 ヤマシロギク
*撮影地
 岡山県和気郡和気町県自然保護センタ−
*科・属名
 キク科シオン属
*性質
 多年草(高さ50から100cmぐらい)
*原産地
 本州、東海地方以西から四国・九州に分布
*説明
 花期、9から11月。
 花色、白。
 山地の林縁や道ばたなどに普通に生え、葉は長楕円状披針形で、基部はやや茎を抱き根生葉は心臓形。また両面に白い短毛が密生。茎の先で分枝して、白色黄心の小さな頭花をつける。
*別名
 山白菊・田舎菊(イナカギク)
*参考情報
 「シロヨメナ」と似ているが、舌状花がやや太く、総苞が緑褐色の鐘形などの特徴がある。
ユウガオ
ユウガオ−花・葉
(撮影:02.9.27)
名称
 ユウガオ
*撮影地
 岡山市関
*科・属名
 ウリ科ユウガオ属
*性質
 蔓性1年草(蔓の長さ20mぐらい)
*原産地
 北アフリカ
*説明
 花期、7から9月。
 花色、淡藤。
 葉腋に白色の雌花と雄花を咲かせる。花冠の先は5裂し、夕方に開いて翌日の午前中には凋む。長い蔓を伸ばしてからみつく。葉は心臓形で縁は掌状に浅裂。果実はうり状果で、長さ60から90cmになる。
*別名
 夕顔・夜顔
*参考情報
 果実は煮物や漬け物、干瓢(かんぴょう)の原料になる。干瓢は現在では栃木県が主産地となっている。ヒョウタンはこの変種。
参考文献
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003  
 咲く順でひける四季の花事典 鈴木路子監修           2004  
 花の名前事典          浜田豊彦監修            2005  
 花ごよみ365            八坂書房編            2005  
 「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
 木の名前がわかる事典      大嶋敏昭 監修          2002
 樹木                  菱山忠三郎            2007 
 牧野日本植物図鑑        牧野富太郎            1940
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