絵馬  新羅退治図
画工慎吾  天保八(1837)丁酉年六月吉辰日
宝珠を掲げる神宮皇后
※絵馬に記載された絵の説明
『日本書紀』によると仲哀天皇の后神功皇后が、豊浦津〔とゆらのつ〕(長府)に泊まったとき、すべての願いがかなうという如意宝珠を得たという話がある。
図は、それを持つ武内宿禰〔たけのうちすくね〕である。
画工慎吾 宝珠
※如意宝珠を持つ大臣〔おおおみ〕武内宿禰
神功皇后がこの宝珠を投げると、潮が引きもう一つ投げると潮が満ち、戦いに勝ったという伝説がある。神功皇后は妊娠中にもかかわらず戦いに行き、その後生まれた御子が応神天皇という。
武者姿の神宮皇后 船に乗る神宮皇后
※応神天皇を養育した武内宿禰
『古事記』『日本書紀』によると仲哀天皇に仕え、神功皇后を助け、その御子応神天皇を育てた長寿の人とある。

戻る

〔岡山県立図書館メディア工房〕
《ご参考》デジタル岡山大百科を使えば、さらに関連情報を調べることができます。
  〔 本を探す ・ インターネット上で郷土情報を視聴する ( キーワード 地図 ) ・ レファレンス事例を探す 〕