大正15年5月 岡山市写真帖
岡山県商品陳列所・岡山商業会議所
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◆説明 「岡山県商品陳列所」
岡山県物産の紹介と販路拡張を目的として設置された県立の施設。
明治28(1895)年後楽園正門入口のすぐ北にできた岡山県物産陳列場は、後楽園の景観問題と建物の老朽化のため、大正5(1916)年岡山市弓之町拘置監跡(現、備前県民局)への移転改築が計画された。
大正8(1919)年3月、名称を岡山県物産館として完成。県は4月10日からの1ヶ月、開館を記念して岡山県物産共進会を開催した。会場は岡山県物産館を第1会場、後楽園を第2会場として計5ヶ所で開催された。

「岡山商業会議所」
岡山商業会議所の前身は明治12(1879)年12月に発足した岡山県商法会議所である。初代会頭に杉山岩三郎、理事には小松原英太郎らが名前を連ねた。
明治26(1893)年に岡山商業会議所、昭和3年(1928)年に岡山商工会議所、昭和18(1943)年に岡山県商工経済会と名称を変えている。昭和21(1946)年には岡山商工会議所となり現在に至る。
幾度となく名称、運営方針は変わったが、地元商工業界のレベルアップ、中小企業の振興、地域社会の利益向上などのための活動を一貫して行っている。

◆参考文献 「岡山県商品陳列所」について
『岡山後楽園史 通史編』 後楽園史編纂委員会編 岡山県郷土文化財団 2001
『岡山県政史 明治・大正編昭和前期編』 岡山県 1967
『岡山県物産共進会案内』 岡山県協賛会編 岡山県協賛会 1919

「岡山商業会議所」について
『岡山商工会議所百年史』 岡山商工会議所百年史編纂特別委員会編 岡山商工会議所 1981
『岡山市史 産業経済編』 岡山市史編集委員会編 岡山市 1966
『岡山市史 第6巻』 岡山市役所編 明治文献 1975

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 〔岡山県立図書館メディア工房〕
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