藤戸合戦の古戦場をたずねて − 源平合戦ゆかりの地 | |
名称(ヨミ) | 藤戸寺(フジトジ) | |
場所 | 倉敷市藤戸 | |
− 藤戸寺(撮影:堀家純一) − |
説明 | 正式には、「補陀洛山千手院藤戸寺」という。 宗派:高野山真言宗 開基:天平年間(奈良時代) 行基 ※寺伝・縁起等による 本尊:千手観音 児島八十八ヶ所霊場第四十六番札所で、今でも弘法大師の縁日には、大勢の参拝客が訪れる。 |
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参考情報 | 源平藤戸合戦で先陣の功をたてた佐々木盛綱は、後に、戦いで荒廃した寺を修復し、戦没者の霊と先陣の手引きをしてもらいながらも殺した浦の男の霊を供養する大法要を行ったと伝えられている。 本堂北側にある石造五重層塔は、源平藤戸合戦の戦没者の供養に佐々木盛綱の子で備前国守護となった信実が建てたものと伝えられており、県指定の重要文化財である。なお、寛元元(1243)年と刻まれており、県内でも2番目に古い鎌倉時代前期の石塔として知られている。高さは355cm。 昭和44(1969)年、日本舞踊の吾妻徳穂と小説家有吉佐和子が、同寺を訪れ、藤戸合戦で命を落とした浦の男の菩提を弔い、有吉はのちに、義太夫「藤戸の浦」を執筆した。 |
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ギャラリー |
境内に咲く沙羅双樹(ナツツバキ)の花 (撮影:篠田邦治) |
藤戸寺本堂 |
右:石造五重塔、 左:源平藤戸合戦八百年記念碑 |
石造五重塔の彫刻 |
参考文献 | 『観光案内 倉敷 総集編・前編』 安原 秀魁/編 (1977年) 171p 『倉敷市文化財総合調査報告 第2集』 倉敷市文化財総合調査委員会/編集 (2003年) 123p |
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