羽生永明 「平賀元義」 (山陽新聞社刊)より転載 画像等の無断複製・転載・改変・放送等は禁じられています。 |
羽生 永明 (1868〜1930) 塚本吉彦と同じく吉備史談会の主要メンバーの一人で、平賀元義を世に紹介した功績で知られる。 |
その後、羽生は長野で職を得て帰郷するが、明治39年(1906)には再度来岡する。金川中学校、西大寺高等女学校に教師として勤めながら、現在の久米郡柵原町の矢吹家に伝わる元義の数百部に及ぶ著作を調査した。これは後「平賀元義伝」としてまとめられるが、羽生本人の死去(昭和5年)、太平洋戦争などを経て世に出ることがなかったため、元義研究家の間では「幻の稿本」と呼ばれていた。 |