森 忠政 (1570〜1634) |
津山森藩初代藩主であり、織田信長の小姓森蘭丸の弟。 美濃国金山(現岐阜県兼山町)で森可成の六男に生まれる。 秀吉に属していた兄の長可の戦死にともない家督を継ぎ、美濃国金山七万石を領した。小田原攻め、朝鮮出兵にも参加し、秀吉の死後は徳川家康に接近し、信州川中島・海津城主となったが、小早川秀秋が無嗣改易されると、森忠政が津山に入り、津山城を築き、美作国主となった。 城下町の建設、国内総検地、近世的支配の基礎を確立した。 |
【参考資料(岡山県立図書館所蔵)】 「森家先代実録」津山郷土館近世基礎資料1(津山教育委員会、昭43) 「津山地方郷土誌」全四冊(矢吹金一郎編、名著出版、昭53) 「津山市史第三巻 近世1 森藩政時代」(津山市、昭48) 「新訂訳文作陽誌」(日本文教出版、昭38) 「新釈美作太平記」(三好基之編、山陽新聞社刊、昭61) 「森一族のすべて」一族叢書(新人物往来社、平4) |