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雪舟画像
(岡山県立博物館蔵)
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雪 舟せっしゅう

(1420〜1506〔応永27〜永正3〕)


 室町時代の画僧。諱(いみな)は等楊(とうよう)。 ※等揚とも
 備中国赤浜(現総社市赤浜)生まれと伝えられる。
 幼年の井山宝福寺(現総社市)修行時代に、涙でネズミを描いた逸話は有名である。
 ついで、京都の相国寺で、さらに1467年(応仁元)には明に渡り水墨を学び、明国政庁から礼部院中堂の壁画を依頼されたりもした。
 1469年(文明元)帰国後は豊後国府内(大分)に画房<天開図画楼(てんかいとがろう)>を開いたほか諸国を旅し、各地に画跡を残した。
 1486年(文明18)、山口の雲谷庵(うんこくあん)に留まり、以後幾多の名作を世に出した。
 遺作のうち国宝は「秋冬景山水図」「破墨山水図」「天橋立図」「山水長巻」「山水図」などで、他に重要文化財12件を数える。

【関連資料(岡山県立図書館所蔵)】
「画聖 雪舟」(沼田頼輔、斉藤玉英堂、1919)
「画聖 雪舟」(猪木達二、日本美術新報社、1956)
「雪舟等楊 日本美術史叢書 4」(熊谷宣夫、東京大学出版会、1958)
「雪舟」(蓮実重康、弘文堂、1958)
「雪舟等揚論 その人間像と作品」(蓮実重康、筑摩書房、1961)
「雪舟 日本の美術100号」(松下隆章編、至文堂、1974)
「雪舟」(吉村貞司、講談社、1975)
「雪舟 日本人の国際理解シリーズ5」(斉藤孝、岡山ユネスコ協会。1975)
「雪舟終焉の謎」(高梁川36号、1979)
「雪舟生誕の謎」(高梁川38号、1981)
「画聖雪舟の生涯と重玄寺」(史談いばら11号、1982)
「雪舟の芸術と生涯 画禅に何を求めたか」(谷口光政、創林書房、1996)
【画集 (岡山県立図書館所蔵)】
「雪舟画集」(審美書院、1909)」
「日本美術絵画全集 第4巻 雪舟」(座右宝刊行会編、集英社、1980)
「新編名宝日本の美術 14 小学館ギャラリー 雪舟」(小学館、1991)
「雪舟 画業聚成」(中村溪男、金沢弘編、講談社、1984)

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