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食品添加物によるアレルギー
しつもんないよう
かいとうないよう
①『チャイルドヘルス 2017年8月 Vol.20 No.8 特集 気づかれにくいアレルギー』
特集の1項目に「食品添加物によるアレルギー」についてまとめられている。
ここでは2つに大別し、「卵アレルギー患者における卵殻Caなどの、既存の食物アレルギーが関与する食品添加物(中略)多くのアレルゲンは、天然成分由来のもの」と「エリストールなど既存の食物アレルギーとは関係なく症状を誘発する食品添加物のアレルギー(中略)人工的に合成されたもの」とある。
「食品衛生法」でその定義や食品表示法が定められており、重い症状を起こす可能性のある、必ず表示される7品目:特定原材料(卵、乳、小麦など)や、表示されることが望ましい20品目:特定原材料に準ずるもの(いくら、キウイフルーツ、くるみなど)が表示されている。本書では特定原料等由来の添加物のうち一部(カゼイン、グルテン、ゼラチンなど15)を一覧表にして解説している。
さらに人工的なものの代表的な添加物として、抗酸化剤(BHA、BHT)、食品色素(アナットー、タートラジン)、増粘剤(グアーガム)、亜硫酸塩剤、安息香酸誘導体、エリストール,コチニール色素を取り上げ、症例とともに解説している。
②『総合アレルギー学』
p.597「食物アレルギーに関連する物質」の表がある。この中に食品添加物として、「着色料:黄色4号,黄色5号,赤色2号,赤色102号、保存料:安息香酸化合物,パラベン、酸化防止剤:亜硫酸化合物、漂白剤:亜硫酸水素ナトリウム、発色剤:亜硝酸塩、着香料:ベンジンアルコール」が挙げられている。
③『アレルギーを防ぐ37の真実』
「食品添加物が食物アレルギーを起こすという現実」という項目において、合成着色料でタール色素の赤色102号、黄色4号、黄色5号について記載されている。保存料の安息香酸ナトリウムやパラベン(パラオキシン安息香酸類)にも触れている。
消費者庁 ホームページに「アレルギー表示に関する情報」が集約されているので、食品表示に関わる最新情報はこちらを参照してほしい。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/
厚生労働省 ホームページに「食品添加物」について項目があり、添加物のリスト等が掲載されている。最新はこちらを参照してほしい。関連情報のリンクもある。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html
かいとうかん・かいとうだんたい
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