土田地区町並みウォッチング

土田地区を東西につらぬく約2kmの県道は、車のすれ違いがやっとではあるが、趣のある道である。中古(鎌倉・室町時代)の旧山陽道和気往来として、大名行列が通り、また昭和5年には、岡山市から古都宿地区への天皇の行幸もあったと伝えられている。懐かしい雰囲気を伝える町並みには、名もない石造物、小さな街角、家々の軒下にも昔の人の暮らしや信仰の記憶が詰まっている。この町の歴史を知る人も老い、新しい町に変わる日も近い。失われゆく街の姿を貴重な文化財として後世に残し伝えるためにあるがままの今(2007年)の姿を記録します。

 上東郡図〔じょうとうぐんず〕 万治4(1661)年頃の旧山陽道土田地区
上東郡図
 岡山市土田地区の拡大図
岡山市土田地区の拡大図
岡山大学附属図書館所蔵池田家文庫絵図類デジタルデータより
転載不可
青枠は現在の岡山市土田地区(中古の旧山陽道)を示す。
編集者によって書き加えた線です。
万治四(1661)年頃、岡山藩の郡奉行が郡方支配の便宜のために作成した郡図の1枚。後の上道郡は、寛文四(1664)年以前は上道郡と上東郡の二郡に分かれていた。上東郡は、砂川と吉井川にはさまれた東部にあたっている。道路は朱で描かれ、馬場・歩行道が区別されている。
余白部分には、「御用も可調者」が書き上げられ、郡の大きさ、川についての情報、村数なども記されている。  転載不可
第19回全国生涯学習フェスティバル まなびピア岡山2007協賛事業 
池田家文庫絵図展 「陸の道」 岡山大学附属図書館 岡山市デジタルミュージアム 資料より
土田地区地図  2007年
 歴史的遺物
 家屋・記念物の所在地
土田地区地図

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