大正15年5月 岡山市写真帖
岡山神社・伊勢の宮
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◆説明 「岡山神社」
宇喜多直家が石山の城(NHK岡山放送局跡地)にあった金光氏を滅ぼし、城の修築整備を行ったのは天正元(1573)年である。このとき、現岡山城の地にあった岡山明神(または坂下(さかおり)明神)を現在の地(石関町)に移した。その後、宇喜多秀家が本殿、小早川秀秋が拝殿を再建した。
万治年中(1658〜1660)に酒折宮、明治元(1868)年に下宮、同15(1882)年に岡山神社と改めた。
昭和20(1945)年6月29日の空襲で社殿などは焼失したが、江戸時代の随身門や石鳥居は焼け残った。昭和35(1960)年までには本殿なども再建され現在に至る。

「伊勢の宮」
伊勢神社は、『延喜式』には既に伊勢神社の名があるように、主祭神に天照大神をいただく歴史の古い神社である。
初めは中田村(現、岡山市賞田)にあったが、のちに現在の地(岡山市番町)に移されたという。
伊勢神社は宝永5(1708)年、翌6(1709)年に続けて火災にあい、その後社殿を再建した。昭和20(1945)年6月29日の空襲でも焼けずに元の社殿をそのまま残している。

◆参考文献 「岡山神社」について
『岡山城史』 岡山城史編纂委員会編 岡山市 1983
『岡山市史 宗教教育編』 岡山市史編集委員会編 岡山市 1968
『岡山市史 第5巻』 岡山市役所編 明治文献 1975

「伊勢の宮」について
『岡山市史 宗教教育編』 岡山市史編集委員会編 岡山市 1968
『岡山市史 第5巻』 岡山市役所編 明治文献 1975
『伊勢神社由緒』 渡辺知水編 伊勢神社社務所 1958

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 〔岡山県立図書館メディア工房〕
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