大正15年5月 岡山市写真帖
曹源寺・西大寺
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◆説明 「曹源寺」
岡山市円山の正覚谷にある臨済宗の禅寺。山号は護国山。
岡山藩主池田綱政が、高祖父信輝と父光政の冥福を祈るため、池田家の菩提寺として元禄11(1698)年に建立した。曹源とは綱政の諱名である。
光政の写経、綱政や継政の書跡や絵画、開祖絶外和尚はじめ歴代の住職が収集した典籍など多くの貴重な資料が残されている。
中国地方には珍しい大寺であるが、境内に現存する建築物及び庭園は昭和34(1959)年に岡山県指定史跡に指定されている。

「西大寺」
岡山市西大寺中3丁目にある高野山真言宗別格本山。山号は金陵山。
永享12(1440)年の「備前国西大寺勧進帳」(西大寺所蔵)には、竜神から授かった犀の角を埋めた縁により、犀戴寺あるいは西大寺となったとの記述がある。
また、天下の奇祭として名高い裸祭り(会陽)は昭和34(1959)年に岡山県無形民俗文化財に指定されている。

◆参考文献 「曹源寺」について
『曹源寺所蔵歴史資料目録』 岡山県教育委員会 1987
『おかやまの古寺巡礼』 神野力著 山陽新聞社 1984

「西大寺」について
『西大寺会陽記録保存報告書』 西大寺会陽記録保存委員会 1980
『岡山県古文書集 第3輯』 藤井駿編 思文閣出版 1981
『おかやまの古寺巡礼』 神野力著 山陽新聞社 1984

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 〔岡山県立図書館メディア工房〕
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