大正15年5月 岡山市写真帖
交通 2
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◆文字 交通 2
橋付近下手沿岸は、四国通い並に阪神地方及び市外海浜の各地に
通航する諸船の繋留場として、船舶の輻湊するもの甚だ多し。

▲鉄道 付市街電気軌道 鉄道省の線路は東より来りて、市の北部を
東西に貫通し、停車場を上石井の地に設く。此の停車場は実に今
日我が岡山に出入する者のために、最も枢要の交通口たり。尚ほ
停車場を上石井に置ける中国鉄道の津山線、吉備線、鉄道省線の
宇野線、後楽園裏市外宇野及び森下町に停車場を置ける西大寺軽
便鉄道、網濱に停車場を設くる三幡軽便鉄道等の諸線路もありて
、共に出入往来の利便を有す。又市内には市街電気軌道の岡山駅
より後楽園行及び東山行の電車ありて、前者は弓之町を経て五番
町口まで通じ、後楽園及び県庁並に番町方面に行くものゝ為め、
後者は終点を東山下に置き、京橋付近並に旭東方面に行くものゝ
為めに各利便あり。

▲京橋  橋本町より旭東なる西中島町に渡るべく旭川に架設す
る所にして、橋材は石と鉄とより成り、岡山の橋梁中にては第一
位を占めたり。備陽国志に拠るに昔しは此の橋、古京町付近に架
せられありしを、文禄年間に石切半入と云ふもの、宇喜多秀家卿
に請うて今の処に移しゝものなりとぞ。長さ七十余間の一大橋な
り。市の中枢の処に在りて、国道筋に当り、旭東と旭西両部の連
絡交通は主として此の橋に依る。橋下には恒に無数の船舶輻湊し
て、夏季納涼の士女橋上に満つ。

▲相生橋  古京町荒手より内山下に渡るべく架す。其の長さ京
橋と相伯仲する土橋なり。橋下は水深く、毎年夏季この橋の下手
に於いて、水泳練習場を設け、市内諸学校生徒児童の水泳練習を

◆説明交通 2「鐵道(附市街電氣軌道)」「京橋」「相生橋」◆参考文献
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 〔岡山県立図書館メディア工房〕
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