回答内容
(資料1)で、民家の床の間に祀られていたり、子育ての習俗としてお参りする事例が紹介されているが、それ以上の記述はない。県北の近隣の地域については、所蔵資料に以下の例が記載されていた。(資料2)には、お餅をお供えした「ゴーサマ」の祭壇の写真や、お盆の食事の禁忌の事例で「ゴーサマ」に捕まるという言い伝え、憑いたキツネを落とす事例が載っていた。(資料3)では、「護法まつり」のことを「ゴーサマ」と呼んでいて、(資料4)には「ごうさま」の名で親しまれている護法祭の主神・護法善神の祠の写真が載っている。(資料5)には、護法祭に加え、祭神及び祭神が憑依する人物も「ゴーサマ」と称すとある。(資料6)には、同姓の7戸が祀っている祭神名に「ゴホー」の記載があり、その祭神が祀られている場所を記した略図には「ゴホウさま」と記されている(資料7)。また、(資料8)には「護法は牛王」とあり、三浦秀宥報告「作西の土俗神」p14には「ごう様(牛王)」(ごおう)が「利益神・その他」として挙げられている。(資料9)
回答館・回答団体
岡山市立中央図書館