会陽って何だろう − 寺社の紹介(備前地区) 
リストマーク 名称(ヨミ) 恩徳寺(オントクジ)
リストマーク 所在地 岡山市沢田
− 恩徳寺全景(撮影:1998.4) −
リストマーク 寺社の説明 正式には、「沢田山恩徳寺西方院」、通称「沢田薬師」とも
宗派:高野山真言宗
開基:天平勝宝2(750)年 ※寺伝・縁起等による
本尊:薬師如来
リストマーク 当寺の会陽
起源等 不明。
なお、明治14(1881)年1月13日付けの山陽新報に会陽の様子が紹介されており、参詣は数千人とある。
現在の
会陽
行われていない。
その他 恩徳寺には、会陽伝承寺院の中では最も立派な御福窓がある(本堂が建築された明治10(1877)年に会陽が実施されていたため)。
リストマーク 参考情報 備前48ヶ寺の1つである。
また、南都(奈良の都)にあった西大寺の末寺であった。
岡山藩主池田家との関係も深く、3人の位牌が安置されている。
なお、恩徳寺前方右手の山に 金蔵山前方後円墳(全長165m・4世紀後半築造)があり、前方左手の山に横穴式石室を持つ沢田大塚古墳(直径25m・6世紀後半築造)がある。
リストマーク ギャラリー
◆牛玉宝印(撮影1994年) ◆シンギほかその1(撮影1994年)
※右から牛玉法印、シンギ(表側)、古銭、アオキの葉
◆シンギほかその2(撮影1994年)
※右から牛玉法印、シンギ(裏側)、古銭、アオキの葉
◆シンギほかその3(撮影1994年)
※右からシンギ、アオキの葉、古銭
◆修正会の札〔右から2つ目〕(撮影1994年)
※修正会の目的が除災招福であることがわかる。
◆御福窓(撮影1994年)
※丸谷氏が調査した中では一番立派なもの
◆沢田不動明王磨崖仏(撮影1994年)
※恩徳寺から歩いて10分くらいの場所にある。
◆竜王池と桜(撮影1992年)
※春の桜が水に映えて美しい
◆恩徳寺山門(撮影1992年) ◆本堂にかかる絵馬(撮影1998年)
※備前記には、恩徳寺は、狐つきを落とす寺として紹介されている。
リストマーク 参考文献 『備前記』 (1717年)
『岡山市史 第一』 岡山市役所 (1936年)
『上東平野条里地域の歴史-岩と神社などをたずねて』 岡山市立東公民館 平成5年度・青少年ふるさと教室
『山陽新報マイクロフィルム』 明治14(1881)年1月13日付け
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〔岡山県立図書館メディア工房〕
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