会陽って何だろう − 寺社の紹介(関連情報) | |
日本の三大奇祭 (岡山説) |
名称(ヨミ) | 黒石寺 薬師堂(クロイシジ ヤクシドウ) | |
所在地 | 岩手県奥州市水沢区黒石町字山内17 | |
− 黒石寺 薬師堂全景(撮影:2000.4) − |
寺社の説明 |
黒石寺は天平元年(729)行基の開基と伝えられ「東光山薬師寺」と称した 。 |
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修正会結願法要 「蘇民祭」 |
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参考情報 | 最古の仏教伝来・三論宗開基伝承寺院である。藤原清衡の中尊寺造営を溯ること250年、かつてアテルイの本拠地であった北上川東岸には東北独自の仏教文化が確実に根付いていた。 牛痘術・種痘伝授書 1859年(安政5)の住職・亮湛は九州佐賀の人で、菅野東水門人本田春雄から牛痘術を授かり種痘医となった。 |
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ギャラリー |
◆牛玉宝印(撮影2000年) ※書体に特徴がある。 |
◆六角形の小間木(撮影2000年) ※材質はヌルデ(将軍木・かつのき)である。 古代は五角形てあり五角より六角へ変化している。蘇民祭の中でも、五角形は箟峯寺 (宮城県) と黒石寺のみである。五角形は陰陽道の「五芒星」を意味しており、陰陽道に用いる代表的呪術図形である。 |
◆黒石寺の黒石は蛇紋岩(撮影2000年) ※蛇紋岩(じゃもんがん)は、暗緑色〜黄緑色の、蛇の皮のような模様をした岩石である。 国内に大量に存在する数少ない鉱物資源である。 蛇紋岩は割れやすい岩石で,崖崩れなどの危険が伴う。蛇紋岩変形植物、蛇紋岩残存植物という珍しい植物が生育する。 |
◆山号 妙見山(撮影2000年) ※山号である妙見山は北辰妙見信仰によるものである。 |
◆薬師堂(撮影2000年) ※薬師堂への山道。 |
◆山内節(撮影2000年) ※薬師堂に山内節あり。 |
◆本尊薬師如来坐像(撮影2000年) ※国指定重要文化財 像高126p 本尊薬師如来坐像には墨書胎内銘(ぼくしょたいないめい)があり、胆沢城の造営から60年後の「貞観4年(862)12月」とある。判読できる墨書銘からは「額田部(ぬかたべ)」や「物部(もののべ)」氏など四氏系の名前も見える。 |
◆僧形坐像 伝 慈覚大師坐像 ※国指定重要文化財 桂材。像高67p。 永承2年(1047)願主仏師の墨書が膝裏にある。 僧形八幡神像・地蔵菩薩像ともいわれる。古くは寺域の大師山の山頂にある洞窟大師堂にあって慈覚大師像と伝わる。 |
参考文献 | 『黒石寺蘇民祭のすべて』 佐藤東吉 『東奥の奇祭 妙見山黒石寺蘇民祭のすべて』 昭和57年 黒石寺蘇民祭保存協力会 『岩手民間信仰辞典』 平成3年 岩手県立博物館 岩手県文化振興事業団 『水沢市史6 民俗』 昭和53年 水沢市史刊行会 『黒石寺蘇民祭覚書』 末武保政 昭和47年 『黒石寺蘇民祭』 末武保政 昭和46年 『蘇民将来発祥の地』 藤原勉 昭和42年 東北民俗 『岩手県史 第5巻 近世編』 昭和38年 岩手県 『種痘医 北域諒斎 天然痘に挑む』 二宮陸雄 1997年 平河出版社 『種痘 新生医学全書』 矢追秀武 昭和22年 南條書店 |
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