会陽って何だろう − 寺社の紹介(美作地区) 
リストマーク 名称(ヨミ) 木山寺(キヤマジ)
リストマーク 所在地 真庭市木山
− 木山寺山門(撮影:1995年) −
リストマーク 寺社の説明 正式には、「医王山感神院 木山寺 萬福寺」
宗派:真言宗
開基:弘法大師
本尊:薬師瑠璃光如来
リストマーク 当寺の会陽
起源等 100年ほど前から行われていたが、昭和58(1983)年を最後に、翌年からは、福引会陽に変更された。
従来行われていた会陽は、2月19日の深夜から20日の未明にかけて行われ、約300人(昭和55(1980)年の場合)の参加者が、シンギを争奪していた。
現在の
会陽
現在は、行われていない。
(昭和59(1984)年からは、福引会陽が行われている。)
その他 平成18(2006)年の福引会陽は、2月19日に実施され、約1000人が参加した。
リストマーク 参考情報 木山寺は、落合町木山の山頂にあり、かつては、十二坊を有し、繁栄していたが、天正5(1577)年の火災で全山焼失してしまった。しかし、次第に復興していき、昭和30(1965)年には、本堂が再建された。
神仏混淆時代の木山寺は、隣接する木山牛頭天王(木山神社)の別当として知られた霊場で、山頂にありながら、門前には、旅館・土産物店が並んでいた。
また、寺に残る古文書には、室町から江戸にかけて、赤松義則、尼子詮久、宇喜多秀家、毛利輝元、森忠政らの書状が残り、諸侯が無視できない信仰の霊地であったことを伝えている。
なお、木山神社は、明治の神仏分離令により独立したが、昭和37(1962)年には、里宮をつくり、ふもとに移った。
木山寺には、絹本白描普賢菩薩像、絹本著色遣迎二尊十王十仏図ほか、県の重要文化財を所蔵している。
リストマーク ギャラリー
◆シンギ一式(撮影:1995年)
※シンギは、左から3つ目で、大正7(1918)年という文字が読める。
◆シンギと包み紙(撮影:1995年)
※本尊の名前が書かれている
◆牛玉(撮影:1995年) ◆シンギ(撮影:1995年)
※立てた状態。枝を2つに割っているのがわかる。
◆寺にある額(撮影:1995年) ◆御福窓(撮影:1995年)
◆木山寺本堂(撮影:1995年) ◆木山神社本殿(撮影:1995年)
リストマーク 参考文献 『岡山県の会陽三 木山寺会陽』 佐藤米司 (1961年)
『おかやまの古寺巡礼』 神野力著 (1984年)
『岡山の会陽』 三浦叶著 (1985年)
『美作の寺社』 柳生 尚志/著 (1998年)
『宝木を求め福引 木山寺で会陽 参拝者ら長い列』 山陽新聞 2006年2月20日
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〔岡山県立図書館メディア工房〕
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