会陽って何だろう − 寺社の紹介(関連情報) 
リストマーク 名称(ヨミ) 箟峯寺(コンポウジ)
リストマーク 所在地 宮城県遠田郡涌谷町箟岳神楽岡-1
− 箟峯寺全景(撮影:2000.7) −
リストマーク 寺社の説明 正式には、「無夷山 箟峯寺(むいさん こんぽうじ)」
宗派:天台宗
開基:宝亀元年(770)草創 ※寺伝・縁起等による
本尊:十一面観音・閻浮檀金立像(えんぶだごん)
リストマーク 当寺の蘇民祭
起源等 不明。
疱瘡除けのお守り」として、大正中頃まで山門で売っていた。
現在の
蘇民祭
行われていない。
その他 蘇民祭の中で五角形の蘇民箟峯寺のみである 。
五角形は陰陽道の
「五芒星」を意味している。
会陽には五角形は無い。
リストマーク 参考情報

奥州涌谷箟岳山 無夷山箟峯寺 奥州三十三観音九番札所。 

箟岳観音は,松島の富山観音,石巻の牧山観音と共に奥州三観音の一つとして有名。古来よりこの三観音を三年間続けて参詣すると必ず願い事が叶えられる。

リストマーク ギャラリー
◆ 版木 箟峯寺 牛玉宝印 (撮影2000年)
※ 「牛玉宝印」のほかに五穀成就の守護符もかなり配布され、農家の倉の扉には、この山で出した大黒の符が貼られるのが通例であった。
◆蘇民 上面 (撮影2000年)
五角形は陰陽道のセーマンという呪符。
※材質 ヌルデ
◆蘇民 側面 (撮影2000年)
※ 「薬師如来種子・ベイ 蘇/民将/来子/孫門/戸也」と筆で書かれている。
疱瘡除鐘馗絵 慈善院 (撮影2000年)
※疱瘡は身に付けた衣服や寝具、玩具などからも 感染したので病後には川に流したり焼き捨てた。その為に錦絵などはほとんど残っていない。疱瘡神が赤を忌み嫌うまた好むということから、病衣寝具などを赤づくめにし、屏風などに紅絵、赤絵などと呼ばれた
疱瘡絵を貼 った。
 非常に珍しい貴重なものである。
◆版木 「疱瘡軽安石札 実相坊」 (撮影2000年)
※ 疱瘡軽安石札 実相坊」が赤色
◆版木 「奉修大六天疱瘡安全守護処」
※ 大六天と疱瘡が一体の版木。
        福聚海無量 無夷山
◆版木 箟嶽十一面観世音秘密供除輿楽所
        是故応頂礼 実相坊

.※ .
観音経の一節。
 「慈眼視衆生、福聚海無量、是故応頂礼」による。
◆ 疱瘡石 (撮影2000年)
※ 「疱瘡神のご本尊が実相坊に残されている。
  自然石であり、昔は実相坊の庭の赤い御堂の中にあった。」
◆版木 「南無般若十六善神守護」 (撮影2000年)
◆版木 「奉転読大般若六百巻祈祷成就之攸」
 天台宗では、般若部の経典は法華経・涅槃経に準じ修法は「十六善神曼荼羅」。
◆ 夫婦杉(撮影2000年)
 樹齢推定900年。一見の価値あり。
◆ 「奥の細道」(撮影2000年)
※ 頂上からは涌谷の町をはじめ広大な田園風景・遠くに石巻湾や牡鹿半島までも一望可能。
登山道は馬場崎・金山・吉住・太田の4箇所。
リストマーク 参考文献 『黒石寺蘇民祭』 末武保正 昭和51年 文化総合出版
『涌谷町史』上巻 1968 涌谷町史編纂委員会 涌谷町
『遠田郡誌』 遠田郡教育会編 1926 遠田郡教育会
『日本名刹大事典』 圭室文雄編 平成4年 雄山閣出版
「箟峯寺-歴史と行事-」『涌谷町史』 1968年 涌谷町史編纂委員会 涌谷町
『大崎地名考』 鈴木市郎 1997年 アドコーポレーション
『霊峯 箟峯山 奥州桶谷町 箟峯寺のあらまし』箟峯寺社務所
『六朝道教史研究』 小林正美 1990年 創文社
『宮城県の地名』 1987年 平凡社地名史料センター
『角川日本地名大辞典4 宮城県』 昭和54年 角川書店
『日本疾病史 疱瘡』 富士川 遊 昭和44年 平凡社
『救民妙薬』 徳川光圀 元禄6年
『薬の社会誌』 「黄門様のくすりのわかる本」 松井壽一 1992 丸善
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