会陽って何だろう − 会陽で使われていた用具等 | |
名称(ヨミ) | 枝牛玉(クシゴ) | |
西大寺観音院 会陽での役割 |
宝木争奪戦に先立って束にされた状態で会場に投げ入れられる。 | |
− 束ねられた枝牛玉 − |
説明 | 読みの「くし」とは、串の意味で、木が割ってあることにもとづくといわれている。 枝牛玉の形は割り箸に似ている。 |
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補足説明 | 西大寺観音院では、大正時代初めまでは、3万本枝牛玉を用意し、本尊の左右の須弥壇〔しゅみだん〕上に積み上げる事が主な行事だったとのことである。 ※丸谷氏は、3万本という数字は、当時の参観者数とほぼ同じではないかと推定している。そこから、当時は、「枝牛玉」を授けるのが、行事の中心として行われていたのではないかと想像されている。 |
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参考情報 | 丸谷氏は、枝牛玉のルーツは歯ブラシにあるのではないかと考えた。 それは、現在も、枝牛玉とほぼ同じ形のものが、西アフリカの一部の国(コートジボアール共和国、セネガル共和国)で実際に歯ブラシとして使われているからである。 |
参考文献 | 『西大寺会陽記録保存報告書』 (1980年) 『岡山の会陽』 三浦叶著 (1985年) |
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